【ブルース・スプリングスティーン】明日なき暴走!
2016年5月3日 更新

【ブルース・スプリングスティーン】明日なき暴走!

全世界の音楽ファンのみならず、多くのミュージシャンにも多大な影響を与えているブルース・スプリングスティーン。その出世作にして代表作であるアルバム「明日なき暴走」をご紹介します。

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そしていよいよタイトルチューンです。
メンバー一体となったドドドドというイントロで始まりますが、これが車のアイドリングのようで胸が高鳴ります。
アルバム全体にも言えることですが、特にこの曲のサウンドはウォール・オブ・サウンドと呼ばれる、とても分厚い音の壁になっていて、この場所を飛び出して陽の当たる場所を歩こうという切羽詰まった詩の内容にとてもよく合っています。

彼女でなけりゃ

Bruce Springsteen - She's The One (Includes Gloria & Not Fade Away) / Landover 1978 - YouTube

Bruce Springsteen & The E Street Band - She's The One (Live) / Landover Largo 1978 / INCLUDES GLORIA - NOT FADE AWAY
「She's the One」 ではなく、よくぞ「彼女でなけりゃ 」という邦題を付けてくれました。とてもステキなタイトルですね。
詩の内容もそんな感じで、どんなに彼女がステキかということを延々。聞いてる方が照れてしまうほどですが、この詩をバラードではなく、最高のロックンロールに乗せたところが素晴らしいです。

ミーティング・アクロス・ザ・リバー

Bruce Springsteen - Meeting Across the River - YouTube

何だか危ない仕事に手を出してる男の話ですが、とてもリアルです。ニューヨークの裏の世界とでもいうのでしょうか。。。
栄光を求めてこの場所から出ていく道具として、アルバムの中では車が重要なモチーフになっていますが、ここでの主人公は危険な仕事をするために車を調達してほしいと哀願しています。
しかし、川の向こうには輝く未来があるのでしょうか?

ジャングルランド

Bruce Springsteen & the E Street Band - Jungleland - 09/20/78 (OFFICIAL) - YouTube

Bruce Springsteen & the E Street Band - Jungleland (incomplete) Recorded Live: 9/20/1978 - Capitol Theatre (Passaic, NJ) More Bruce Springsteen & the E Stree...
アルバムの最後を飾るのは何とも素晴らしいサックスソロが印象的なこの曲です。実はこのサックスソロ、スプリングスティーンが一音一音指示したのだとか!
精神的な戦いを描いたこの曲で深い余韻を残してこのアルバムは幕を閉じます。

ロックの未来を見た!その名はブルース・スプリングスティーン

「ロックの未来を見た!その名はブルース・スプリングスティーン」この言葉は、音楽評論家だったジョン・ランドウが当時ヒットには恵まれていなかったとはいえ、素晴らしいライブを行っていたスプリングスティーンを評したコラムの一部です。
ランドウはスプリングスティーンを励まし、助言を与え、このアルバムではプロデューサーに名を連ねています。
このアルバムには今も色褪せることのないロックの未来が確かにあります。ランドウの言葉が正しかったことを、今では誰もが認めていることでしょう。
ブルース・スプリングスティーンが、サード・アルバム『明日なき暴走』のUSリリース40周年となった8月25日、自身のオフィシャル・サイトでファンへのメッセージを公開した。

ブルースからのメッセージは以下の通り。

「40年前、俺はEストリート・バンドと『明日なき暴走』ツアーの初日が行われるロードアイランド州プロヴィデンスへと急いでいた。その日の朝俺たちはニューヨークで最後のミックスを完了させたばかりだった。疲れ切ってはいたけれど、スタジオから出られることに感謝しながら北へと向かった。この音楽が自分たちに何をもたらしてくれるとしても準備はできている……と思っていた。そして俺たちにもたらされたのは、皆さんと、今日まで続いている皆さんとの会話。この音楽を自分のものにしてくれて、この特別な日を俺たちとともに祝福してくれるファンの皆さんに感謝! ああ、それから……『明日なき暴走』よ、誕生日おめでとう!  ブルース」
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