100年の時を超え、甦る宿敵!その名はDIOッ!!アーケードから、PS、ドリキャスにも移植されたジョジョの格ゲー『ジョジョの奇妙な冒険』を紹介紹介ィッ!!
2018年3月5日 更新

100年の時を超え、甦る宿敵!その名はDIOッ!!アーケードから、PS、ドリキャスにも移植されたジョジョの格ゲー『ジョジョの奇妙な冒険』を紹介紹介ィッ!!

『ジョジョの奇妙な冒険』は、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダストクルセイダース』を原作としたカプコンによる対戦型格闘ゲームです。ゲームバランスはお世辞にも良いとは言い難いですが、それを補って余りある原作愛を感じられる作品です。

4,173 view

短所(移植版)

移植版『未来への遺産』では全体的な調整が行われ、(前作と比べれば)ややマイルド気味なバランスとなりました。
しかし、下記に挙げる1匹は恐ろしい壊れ性能を有していたのです…。
それが、格ゲー史上に残る壊れキャラ「ペット・ショップ」です。ハヤブサです。

1匹だけ別次元の強さを誇るペット・ショップ。全キャラクターに対して有利、それも7:3~10:0クラスの超高性能です。
その主な要因は設置型飛び道具の必殺技「アイスィクルピック」。攻撃ボタン押しっぱなしでつららを設置し、時間と共に大きくなっていき、成長後にボタンを離すことで任意につららを落とす飛び道具なのですが、中段技であるため設置したまま本体が攻め込んでダッシュ下段技を同時に当てると実質ガード不能!コンボの中継にも最適で威力も高く、ガード中に設置してガードしたまま発射でき相手の攻めを簡単に切り返せるのです。さらに設置硬直はほとんど無し、1ボタンで発動できるため弱・中・強で同時に最大3本設置可能、とやりたい放題できる異常な性能を誇っています。

勿論上記のつららだけのキャラという訳ではなく、通常技が全体的に素早くて使い勝手が良く、さらにスタンドボタン1つのみで連射でき、レバーで撃ち分け可能な飛び道具「キルフリーズ」、相手をホーミングする飛び道具の「フリーゾン」、相手の足下を氷漬けにし追撃可能な「デスフリーズ」、ゲージを腐らせること無く色々な状況に対応できる各種スーパーコンボなど、技性能が何から何まで優秀で、コンボ火力も非常に高いです。
そのうえ一人だけ空を飛んでいて食らい判定も小さいので攻撃が当たりにくいなど、強い部分しかないと言っても過言ではないでしょう。唯一の弱点としては防御力の低さがありますが、ほとんど弱点になっていません。

このためデフォルトキャラクターにも関わらず大会では使用禁止という措置が取られることも多かったのです。

「1人だけ出るゲームが違う」と言われる強キャラッ!?

ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産

明らかに1人シューティングゲームと化して猛威を振るっていました。

総評をッ!まとめるまで!書くのをやめないッ!

今回の作品は前年、静かに終焉を迎えようとしていたアーケード対戦格闘ゲームブームの中で、異彩を放った傑作『ジョジョの奇妙な冒険』でした。いかがでしたでしょうか。

この時に使用されていたのがCPシステムIIIという基板でして、2D用システムとしては非常に高い性能を誇っており、アニメーションパターンが多く、なめらかな動きをするゲームに向いたものでした。『ウォーザード』や『ストリートファイターIII』などが代表作ですね。

移植版を作る際、当然すでに時代遅れの機種となっていたプレイステーションでは、移植はできたとしても、また大量にアニメーションパターンが削られるんだろうなぁと、「ヴァンパイアの悲劇」を思い起こしたものでした。
結果として、その懸念点はその通りになったのですが、削らざるを得なかったものの埋め合わせとして新たに実装された「スーパーストーリーモード」の作りこみが素晴らしく、そのためだけにPS版を買っても惜しくないほどの出来に、私たちは「最高に買いッてやつだ!」と叫んだものです(笑)。

細かな演出と原作再現が魅力というわけですね。原作が持つ独特かつ異質な雰囲気を忠実に再現しており、その独特の雰囲気に引き込まれたプレイヤーが原作にも興味を持っていった…はず。
スタンドシステムも他の格闘ゲームと一風変わった攻め方が出来ると好評でした。
はっきり言ってしまえばバランスは非常に悪く、格闘ゲームの出来としては決して褒められたものではありません。しかし、欠点を上回るほどに爽快感とジョジョらしさにあふれているため、ファンも十分に納得の出来る一品だったのですね!

余談

ジョジョの奇妙な冒険 歴代ゲーム まとめ

ジョジョゲーのまとめ動画が見つかったので、せっかくだからご紹介。
本稿で記載しております情報は、ゲームカタログ@wikiから引用させていただきました。

出典元はコチラです。
31 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

『ソウルキャリバー』は分かり易く奥深い個性的なシステムで、当時知名度は低かったが次々ファンが増えていった!

『ソウルキャリバー』は分かり易く奥深い個性的なシステムで、当時知名度は低かったが次々ファンが増えていった!

ソウルキャリバーは1998年にナムコが開発した3D対戦型武器格闘ゲームです。1996年にリリースされた同種の格闘ゲーム『ソウルエッジ』の続編にあたる作品です。一作目の移植版で美麗OPムービーと豊富なやりこみ要素により根強いファンを獲得、本作ではその要素全てを昇華させ、さらに多くのファンを生むことに成功しました。
岸辺ミル | 2,077 view
「シーマン」が発売からついに20周年!シーマン人工知能研究所がAI会話エンジンを開発決定!!

「シーマン」が発売からついに20周年!シーマン人工知能研究所がAI会話エンジンを開発決定!!

「日本語の会話を理解するエンジン」の研究・開発に取り組むシーマン人工知能研究所は、コミュニケーションロボット「BOCCO」などを開発するユカイ工学と共同で、共感する対話エンジン「ロボット言語」の開発を開始することを発表しました。
隣人速報 | 1,572 view
ミドルエッジ世代が夢中になった格闘ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズに最新作が登場!!

ミドルエッジ世代が夢中になった格闘ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズに最新作が登場!!

株式会社SNKは『サムライスピリッツ』シリーズの最新作である剣戟格闘ゲーム『SAMURAI SPIRITS』を2019年に発売することを発表しました。
隣人速報 | 3,515 view
当時の人類には早すぎた武器格闘ゲーム『ブシドーブレード』で、目指せ武士道の極み…!

当時の人類には早すぎた武器格闘ゲーム『ブシドーブレード』で、目指せ武士道の極み…!

1997年3月に発売された『ブシドーブレード』は、開発はライトウェイト、発売元はスクウェアのプレイステーション用対戦格闘ゲームです。当時としてはかなり珍しい「コンビニ専売ソフト」だったため話題性はありましたが、蓋を開けてみると……?
歌と踊りで銀河を救え!『スペースチャンネル5』にはあの「マイケル・ジャクソン」もゲスト参加!

歌と踊りで銀河を救え!『スペースチャンネル5』にはあの「マイケル・ジャクソン」もゲスト参加!

『スペースチャンネル5』は、1999年にセガからドリームキャストおよびプレイステーション2で(PS2版は2002年に)発売されたリズムゲームです。宇宙放送局「スペースチャンネル5」に所属するリポーター・うららが、突如現れた謎の宇宙人や軍団を相手に踊り暴れるというノリノリのゲームで、実はあのマイケルもがっつりゲストとして登場しています。ちなみに、タイトルの「スペースチャンネル5」は架空の宇宙テレビ局名です。
岸辺ミル | 1,772 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト