100年の時を超え、甦る宿敵!その名はDIOッ!!アーケードから、PS、ドリキャスにも移植されたジョジョの格ゲー『ジョジョの奇妙な冒険』を紹介紹介ィッ!!
2018年3月5日 更新

100年の時を超え、甦る宿敵!その名はDIOッ!!アーケードから、PS、ドリキャスにも移植されたジョジョの格ゲー『ジョジョの奇妙な冒険』を紹介紹介ィッ!!

『ジョジョの奇妙な冒険』は、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダストクルセイダース』を原作としたカプコンによる対戦型格闘ゲームです。ゲームバランスはお世辞にも良いとは言い難いですが、それを補って余りある原作愛を感じられる作品です。

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短所(移植版)

移植版『未来への遺産』では全体的な調整が行われ、(前作と比べれば)ややマイルド気味なバランスとなりました。
しかし、下記に挙げる1匹は恐ろしい壊れ性能を有していたのです…。
それが、格ゲー史上に残る壊れキャラ「ペット・ショップ」です。ハヤブサです。

1匹だけ別次元の強さを誇るペット・ショップ。全キャラクターに対して有利、それも7:3~10:0クラスの超高性能です。
その主な要因は設置型飛び道具の必殺技「アイスィクルピック」。攻撃ボタン押しっぱなしでつららを設置し、時間と共に大きくなっていき、成長後にボタンを離すことで任意につららを落とす飛び道具なのですが、中段技であるため設置したまま本体が攻め込んでダッシュ下段技を同時に当てると実質ガード不能!コンボの中継にも最適で威力も高く、ガード中に設置してガードしたまま発射でき相手の攻めを簡単に切り返せるのです。さらに設置硬直はほとんど無し、1ボタンで発動できるため弱・中・強で同時に最大3本設置可能、とやりたい放題できる異常な性能を誇っています。

勿論上記のつららだけのキャラという訳ではなく、通常技が全体的に素早くて使い勝手が良く、さらにスタンドボタン1つのみで連射でき、レバーで撃ち分け可能な飛び道具「キルフリーズ」、相手をホーミングする飛び道具の「フリーゾン」、相手の足下を氷漬けにし追撃可能な「デスフリーズ」、ゲージを腐らせること無く色々な状況に対応できる各種スーパーコンボなど、技性能が何から何まで優秀で、コンボ火力も非常に高いです。
そのうえ一人だけ空を飛んでいて食らい判定も小さいので攻撃が当たりにくいなど、強い部分しかないと言っても過言ではないでしょう。唯一の弱点としては防御力の低さがありますが、ほとんど弱点になっていません。

このためデフォルトキャラクターにも関わらず大会では使用禁止という措置が取られることも多かったのです。

「1人だけ出るゲームが違う」と言われる強キャラッ!?

ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産

明らかに1人シューティングゲームと化して猛威を振るっていました。

総評をッ!まとめるまで!書くのをやめないッ!

今回の作品は前年、静かに終焉を迎えようとしていたアーケード対戦格闘ゲームブームの中で、異彩を放った傑作『ジョジョの奇妙な冒険』でした。いかがでしたでしょうか。

この時に使用されていたのがCPシステムIIIという基板でして、2D用システムとしては非常に高い性能を誇っており、アニメーションパターンが多く、なめらかな動きをするゲームに向いたものでした。『ウォーザード』や『ストリートファイターIII』などが代表作ですね。

移植版を作る際、当然すでに時代遅れの機種となっていたプレイステーションでは、移植はできたとしても、また大量にアニメーションパターンが削られるんだろうなぁと、「ヴァンパイアの悲劇」を思い起こしたものでした。
結果として、その懸念点はその通りになったのですが、削らざるを得なかったものの埋め合わせとして新たに実装された「スーパーストーリーモード」の作りこみが素晴らしく、そのためだけにPS版を買っても惜しくないほどの出来に、私たちは「最高に買いッてやつだ!」と叫んだものです(笑)。

細かな演出と原作再現が魅力というわけですね。原作が持つ独特かつ異質な雰囲気を忠実に再現しており、その独特の雰囲気に引き込まれたプレイヤーが原作にも興味を持っていった…はず。
スタンドシステムも他の格闘ゲームと一風変わった攻め方が出来ると好評でした。
はっきり言ってしまえばバランスは非常に悪く、格闘ゲームの出来としては決して褒められたものではありません。しかし、欠点を上回るほどに爽快感とジョジョらしさにあふれているため、ファンも十分に納得の出来る一品だったのですね!

余談

ジョジョの奇妙な冒険 歴代ゲーム まとめ

ジョジョゲーのまとめ動画が見つかったので、せっかくだからご紹介。
本稿で記載しております情報は、ゲームカタログ@wikiから引用させていただきました。

出典元はコチラです。
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