【1975年プロ野球】最下位なのに優勝!?日本シリーズまで制した阪急ブレーブス
2022年9月25日 更新

【1975年プロ野球】最下位なのに優勝!?日本シリーズまで制した阪急ブレーブス

かつて前期・後期の2シーズン制で、ペナントレースの優勝チームを決めていたパ・リーグ。制度の短所として、前期優勝を果たしたチームが、後期で勝てなくなったケースが多くありました。その顕著な例が、1975年の阪急ブレーブス。しかし、プレーオフからは覚醒し、最終的には日本一に輝きます。そんな1975年の阪急を振り返ります。

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セ・リーグの1975年は、パ・リーグ以上に波乱のシーズンでした。

読売ジャイアンツ(巨人)は、前年、川上哲治監督が勇退し、長嶋茂雄監督一年目のシーズンでした。しかし、前年主力選手がごっそり引退する一方、現役選手が不調。特に王貞治は、足の怪我で、13年間続けてきたホームラン王の座を阪神の田淵幸一に奪取されます。その結果、巨人は、球団創設以来初となるリーグ最下位となりました。

一方、広島東洋カープ(広島)は、打撃陣、投手陣ともに絶好調。球団創設以来26年目で、初のリーグ優勝を果たします。個人記録では、山本浩二が首位打者、外木場義郎が最多勝のタイトルを獲得しました。

日本シリーズは阪急が圧倒

阪急にとっては6度目の日本シリーズですが、過去5回はすべて巨人のV9に阻まれました。つまり、阪急と広島のどちらが勝っても初の日本一となります。

結果は、阪急が4勝0敗2分で広島を圧倒。本シリーズでも、投手陣の活躍は目覚ましく、山田久志が先発で2勝し、山口高志は5試合に登板し、先発、抑えで1勝2セーブとフル回転でした。MVPは山口、最優秀投手賞は山田が受賞しました。

阪急は、ここから3年連続で日本一を達成し、阪急の黄金時代を迎えます。

日本シリーズ結果

日付 試合 勝敗 スコア 球場
10月25日 第1戦 阪急 3-3 広島 阪急西宮球場
10月26日 第2戦 阪急 5-1 広島 阪急西宮球場
10月28日 第3戦 広島 4-7 阪急 広島市民球場
10月30日 第4戦 広島 4-4 阪急 広島市民球場
10月31日 第5戦 広島 1-2 阪急 広島市民球場
11月2日 第6戦 阪急 7-3 広島 阪急西宮球場
上田利治監督

上田利治監督

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  • ⚾ 🧤 Exciting League ”PA” 2022/9/27 08:18

    昭和時代(81年ころから?)最も怖れた「読売の日本一」
    80年代毎年埼玉西武の日本一と
    大相撲の「横綱千代の富士(58代)」”千代の富士光線!〃!”とTVの前で身を塞ぎ唱えさけび
    幕内最高優勝を祈った

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