小川はいつしか大河になった!スタミナとスピード兼備のスーパークリーク
2016年11月25日 更新

小川はいつしか大河になった!スタミナとスピード兼備のスーパークリーク

武豊と共に菊花賞で初G1を勝ち取った。「東京競馬場でG1を勝ちたい」と言っていてた武に、天皇賞・秋でその願いを叶えたのもスーパークリークだ。名手のキャリアの出発点で、スーパークリークは今も輝き続けている。

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強きライバルたち

翌月のジャパンカップでは、1番人気に推されたスーパークリーク。
道中4番手で追走し、直線懸命に脚を伸ばしたが、ホーリックスとオグリキャップの
叩き合いに加わることはできなかった。

去年の雪辱を期して臨んだ有馬記念では、直線一旦は先頭に立つも、イナリワンの
強襲に遭い2着に敗れた。

実況:ラジオたんぱ広瀬伸一アナ/ノーカット 1イナリワン 柴田政人 2スーパークリーク 武豊 3サクラホクトオー 小島太 スーパークリーク・武「オグリキャップが差し返してきたのかと思った」 平成3強の名勝負! 動画も貼れる競馬SNS掲示板 競馬ナンデ | 予想・回顧アーカイブス http://www.keiban...

春の淀で偉業達成!

翌1990年。
3か月の休養を経て産経大阪杯に出走し優勝。

天皇賞・春を1.5倍という堂々の1番人気で迎えた。
道中は外目を回されるが、直線に入ってもその脚は衰えることなく、後ろに迫っていた
イナリワンに今度は抜かせなかった。
スーパークリークは、史上初の天皇賞春秋制覇という偉業を達成した。

単枠指定馬 スーパークリーク 横綱相撲! かっこいい!

1990.04.29 京都10R
 (1652722)

無念の引退

次走には宝塚記念を予定していたが、またもや筋肉痛を発症し回避。
5か月半の休養を経て京都大賞典を連覇し、天皇賞・秋を目指したが、脚部不安のため
見送り。
復帰は叶わず、ターフを去ることとなった。

京都

25年の生涯を閉じる

2010年8月29日。スーパークリークは繋養されていた北海道・浦河の日高スタリオン
ステーションで息を引き取った。25歳だった。
ライバルだったオグリキャップが同年7月にこの世を去っており、まるで追いかけて
いったかのような最期だった。
デビュー以来「天才」と称され、数々の記録を樹立した武豊のGI初勝利馬でもあり、武自身も非常に思い入れの深い馬として、しばしば名を挙げている。クリークの現役時代から「僕が初めて惚れ込んだ馬、僕の期待に応えてくれた大事な馬です。他の誰にも渡したくありません」などと語っており、のちに自身のキャリアを回顧し「強烈だったのはスーパークリークとの出会いですね。あの馬がいなかったら、僕はこんなにたくさんのGIに乗れなかったと思う。本当に強かった。ある意味で僕の原点かな、この馬と一緒に全国区になったというか」と語っている

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