青春の甘酸っぱさを表現させたら右に出る者なし!70年代に発表した あいざき進也のシングル。
2019年1月10日 更新

青春の甘酸っぱさを表現させたら右に出る者なし!70年代に発表した あいざき進也のシングル。

あいざき進也というと、どうしても二番手というイメージがあり、多くを語られることが少ないように感じます。勿体ない。彼が70年代に発表したシングルは青春の香りがする名曲揃いなんです。

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何がスゴイかというと、レコードで言うところのA面です。ほとんどカバーで構成されているのですが、聴きどころは1曲目から5曲目で、順にキング・クリムゾン、グランド・ファンク・レイルロード、ヴァニラ・ファッジ、スティービー・ワンダー、ユーライア・ヒープときます。プログレ好きなんですかね?それにしてもアイドルがクリムゾンとは。スティービー・ワンダーも一緒にやるとは。しかもその後は陽水ですか、ありえないですよね。

因みに、バックを務めているのはビート・オブ・パワーで、彼らはその後キャンディーズのバックMMPになり、さらにその後にはスペクトラムになるという強者たちなのです。

ミッドナイト急行

1975年は「恋のペンダント」の後に「君のハートに火をつけて」を発売し終わるのですが、アイドルとしてはここがピークと言っていいでしょう。
とは言え、1976年に入っても楽曲は魅力的です。5月10日「愛の舟 」8月10日「真夏の感触」10月10日「青春物語」と3作連続でヒットメーカー筒美京平 を迎えたシングルを発売しています。

明けて1977年。新年早々の1月25日発売の「ミッドナイト急行」では作詞に松本隆 を迎えています。
ミッドナイト急行

ミッドナイト急行

B面:早春にはばたけ
勝負の年、勝負をかけた、そういってよいでしょう。決意も新た、そんな感じがひしひしと伝わってきます。

あいざき進也「ミッドナイト急行」

作曲は三木たかし です。悪くない。いえ、良い曲ではないですか!しかし、当時は地味な、とういうか大人になったという印象が強かったのではないかと思います。ここで筒美京平だったら面白かったのではないでしょうかねぇ。まぁ、いつまでもアイドルではいられないということですね。
1977年はこの曲を含めシングルとして発売されたのは3枚。1978年は2枚。1979年には1枚となり表舞台から姿を消します。
復活は1992年。驚いたのはあの魅力的な声が変わっていないということです。それは現在でもそうなんですよね。あいざき進也の最大の武器は楽曲ではなく声なんです。
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