シドニーオリンピック_女子柔道_田村亮子
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9月16日、このオリンピックから柔道競技は軽い階級から試合が行われるようになり、田村亮子は初日に登場。
(最終日より初日のほうがプレッシャーがかからず有利だという。
実際、男子100kg超級の篠原伸一は、
「俺がトリか」
「俺がメインや」
「1番目立つ」
と喜んでいたが、途中からきっちりプレッシャーがかかってしまったという。
そして「世紀の誤審」といわれる不可解な判定によって銀メダルに終わった)
9000人収容の会場の1割以上を日本人を占め、その大声援を背に田村亮子はシドニーの畳の上に上がった。
初戦の趙順心(中国)戦は、長身の相手に奥襟をつかまれ内股で大きく体を浮かされるなど、ペースをつかめないまま進み、「判定負けかも?」と思われたが、残り1秒で相手の内またを返し、「有効」を奪って勝利。
「薄氷の勝利」といわれたが、続く2回戦は、ルスニコワ(ウクライナ)に払い腰で1本勝ち。
準決勝、チャ・ヒョニャン(北朝鮮)戦は、組手争いの応酬となり、両者に「指導」「注意」が与えられた。
残り1分20秒、主審は田村だけに「警告」を与えたが、副審が取り消し。
残り30秒、田村亮子は、背負い投げから寝技に持ち込み攻め、判定勝ち。
「あまり無理はしなかったですね。
4年前は無理にいって負けたから、その点では試合を冷静に判断して戦えました。」
と勝負への執念としたたかさをみせた。
そして決勝戦で、ヨーロッパ選手権2位、リュボフ・ブルレトワ(ロシア)に、開始36秒、内股を決め、
「1本」
田村亮子は、一気に喜びを爆発させた。
畳の上で何度も跳びはねながらガッツポーズ。
顔をクシャクシャにして涙を流した。
口を真一文字に結んだバルセロナ、顔が引きつったアトランタ、3度目のシドニーでは146cmの体が地鳴りのような歓声に包まれた。
表彰式の後、テレビ局回りを終え、選手村に戻ったのは、日付が変わった午前3時。
小学2年生で柔道をはじめ17年、3度目のオリンピックにして初めての金メダルを枕元に置いて寝た。
(最終日より初日のほうがプレッシャーがかからず有利だという。
実際、男子100kg超級の篠原伸一は、
「俺がトリか」
「俺がメインや」
「1番目立つ」
と喜んでいたが、途中からきっちりプレッシャーがかかってしまったという。
そして「世紀の誤審」といわれる不可解な判定によって銀メダルに終わった)
9000人収容の会場の1割以上を日本人を占め、その大声援を背に田村亮子はシドニーの畳の上に上がった。
初戦の趙順心(中国)戦は、長身の相手に奥襟をつかまれ内股で大きく体を浮かされるなど、ペースをつかめないまま進み、「判定負けかも?」と思われたが、残り1秒で相手の内またを返し、「有効」を奪って勝利。
「薄氷の勝利」といわれたが、続く2回戦は、ルスニコワ(ウクライナ)に払い腰で1本勝ち。
準決勝、チャ・ヒョニャン(北朝鮮)戦は、組手争いの応酬となり、両者に「指導」「注意」が与えられた。
残り1分20秒、主審は田村だけに「警告」を与えたが、副審が取り消し。
残り30秒、田村亮子は、背負い投げから寝技に持ち込み攻め、判定勝ち。
「あまり無理はしなかったですね。
4年前は無理にいって負けたから、その点では試合を冷静に判断して戦えました。」
と勝負への執念としたたかさをみせた。
そして決勝戦で、ヨーロッパ選手権2位、リュボフ・ブルレトワ(ロシア)に、開始36秒、内股を決め、
「1本」
田村亮子は、一気に喜びを爆発させた。
畳の上で何度も跳びはねながらガッツポーズ。
顔をクシャクシャにして涙を流した。
口を真一文字に結んだバルセロナ、顔が引きつったアトランタ、3度目のシドニーでは146cmの体が地鳴りのような歓声に包まれた。
表彰式の後、テレビ局回りを終え、選手村に戻ったのは、日付が変わった午前3時。
小学2年生で柔道をはじめ17年、3度目のオリンピックにして初めての金メダルを枕元に置いて寝た。