日本版Little Mermaid(リトルマーメイド)『魔法のマコちゃん』
2016年2月23日 更新

日本版Little Mermaid(リトルマーメイド)『魔法のマコちゃん』

陸の青年アキラに恋をした人魚姫のマコ。明に会いたい一心で、二度と人魚に戻れなくなるという禁忌を犯して人間になります。魔法のペンダント「人魚の命」に助けられ、日々の暮らしの中で人として成長していきます。マコの学園生活は?そして明との再会は!?

13,434 view

魔法のマコちゃん

 (1579243)

『魔法のマコちゃん』(まほうのマコちゃん)は、1970年11月2日から1971年9月27日まで、毎週月曜日19時 - 19時30分にNET(現・テレビ朝日)系列にて全48話が放送された日本のテレビアニメである。
『魔法使いサリー』、『ひみつのアッコちゃん』に続く「東映魔女っ子シリーズ」の第3作である。
それまで漫画原作があった魔女っ子シリーズで、初の東映動画オリジナル企画作品である。アンデルセン童話の『人魚姫』をベースに脚本の辻真先と演出の芹川有吾が中心となって設定した。
『魔法使いサリー』を視聴していた年齢層を引き込むため対象年齢を高めにし主人公の年齢も上げてあります。恋愛がテーマになるなどやや大人向けになっています。

哀愁漂うオープニング主題歌と、軽妙なエンディング主題歌

魔法のマコちゃん_オープニング主題歌「魔法のマコちゃん」

魔女っ子シリーズの前作まで「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」のオープニングに比べ、短調でまとめられ切ない曲調になっています。これは前作までと違い、マコの恋の行方や愛しい人に会いたい、会えない切なさが物語のもうひとつの軸になっているからでしょう。
主題歌を歌ったのは当時13歳の堀江美都子で、彼女にとっては少女アニメ第1作であり、渡辺岳夫と組んだ最初の作品である[3]。堀江は主人公マコと同年代で同じ横浜市在住だったこともあり、感情移入して歌ったという。OP冒頭の「どこからきたーンのおっ」という歌い方は渡辺からのしたが、やはり渡辺が「自分の弟が悪戯した時のように言ってごらん」とアドバイスしてくれたという[4]。本作ではOP、EDともにセリフがあるが、堀江が声優としてデビューするずっと前のことである。
オープニング最後の「だって年頃なんですもの。分かって~!」と言うセリフは印象的でしたね。この時代の少女アニメの流行りでしょうか。その後最後にセリフの入るオープニング曲が続々出てきましたね。

魔法のマコちゃん_エンディング主題歌「ぼくはマコについていく」

エンディングはオープニングと打って変わって軽妙な仕上がりになっています。マコちゃんファンクラブ1号2号とも言える太郎と次郎がひたすらマコに付いていくという、題名そのままの画像ですね。エンディングでも最後のマコの「やぁね~、もうっっ!!」と言うセリフで締めくくられます。今見返すとクスッと笑えるのもご愛嬌です。

メインキャラクター

浦島マコ

浦島マコ

深海の国の姫で人魚。15歳。沈没する客船に乗っていた人間の少年・明を助け、彼に恋をしてしまう。 明のことが忘れられないマコは、人間になることを決意し人間界で生活を始める。父・竜王より渡された魔法のペンダント「人魚の命」に願いをかけると魔法が使える。「からたち学園」中等部2年生。

声 : 杉山佳寿子
パパ

パパ

深海の国の王。通称「竜王」。マコの事を心配し、時折人間界へ現れる。マコに魔法のペンダント「人魚の命」を手渡す。

声 : 谷津勲
ママ

ママ

竜王の妃、マコの母。人間界に行ってしまったマコを、王と共に優しく見守り助ける。

声 : 平井道子
おばば

おばば

竜王からも「会うだけでも命がけ」と言われる深海の国の長老。マコに人魚から人間へ変わる方法を教えた人物。
神田兄弟

神田兄弟

マコと仲の良い双子の兄弟。つり眉が兄の太郎。タレ眉が弟の次郎。

声 : 太郎-丸山裕子/ 次郎-友近恵子
浦島老人

浦島老人

神田家の離れに住む老人。人間になったばかりのマコを救い、引き取る。人間界での父親替わり。
番長

番長

マコのクラスメートでガキ大将。本名は松橋。乱暴だが正義感は強い。マコに恋心を抱いていて、頭が上がらない。

声 : 大竹宏
正吉

正吉

番長の子分で知恵袋的な存在。

声 : 山下啓介 / 神谷明
富田トミ子

富田トミ子

マコのクラスメート。富田建設社長の娘で、気が強い。何かというとマコに対抗し、意地悪をする。母親は学園のPTA会長。

声 : 平井道子
タバゴン先生

タバゴン先生

マコ達の担任。

声 : 沢りつお
富田夫人

富田夫人

トミ子の母。からたち学園のPTA会長。

声 : 川島ふじ子
学園長

学園長

からたち学園の学園長。PTA会長の富田夫人のご機嫌を取るため、事あるごとにトミ子の肩を持つ。

声 : 沼波輝枝
42 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

大人の女子にとってはどれも懐かしい!女子に人気の記事・スレッド一覧

意外と少ない!90年代のりぼんでアニメ化された作品は?

意外と少ない!90年代のりぼんでアニメ化された作品は?

少女漫画誌で売上ナンバーワンを誇る「りぼん」。ですがアニメ化されている作品は実は意外と少ないです。90年代にアニメ化されたりぼん作品を振り返ってみましょう。
saiko | 1,489 view
【かわいいは正義】女子も男子も夢中になった川原由美子『観用少女』【隠れロリ】

【かわいいは正義】女子も男子も夢中になった川原由美子『観用少女』【隠れロリ】

「観用少女(プランツ・ドール)」とは「生きるお人形」そして「植物」。中華圏のどこかを舞台に、独特の世界観と少女の圧倒的な可愛さで読者を魅了した『観用少女』シリーズを見てみましょう。
ケロリン | 4,978 view
「人生のバイブル!!フルーツバスケット名言集

「人生のバイブル!!フルーツバスケット名言集

少女マンガフルーツバスケット。名作から抜粋した名言集です。
ゆきちゃん | 4,295 view
【デビュー20周年】「君に届け」が大ヒット!漫画家・椎名軽穂さんのお仕事まとめ

【デビュー20周年】「君に届け」が大ヒット!漫画家・椎名軽穂さんのお仕事まとめ

別冊マーガレットで連載されていた「君に届け」は大ヒットして実写映画化もされましたね。2021年でデビュー20周年を迎えた原作者・椎名軽穂さんの作品をまとめてみました。
saiko | 317 view

関連する記事こんな記事も人気です♪

東映魔女っ子シリーズの異色作、主人公はサイボーグ少女なのに使う力はミラクルパワー『ミラクル少女リミットちゃん』

東映魔女っ子シリーズの異色作、主人公はサイボーグ少女なのに使う力はミラクルパワー『ミラクル少女リミットちゃん』

東映魔女っ子シリーズ六作目にあたる本作は、もしかしたら一番マイナーで異色な作品かもしれません。 なにせ主人公はサイボーグ。使う力は「ミラクルパワー」といって、胸のダイヤルをひねる事でサイボーグパワーを切り替えるという、もうそれは魔法じゃないような……。そんな「表向きは」女児向けの本作を振り返ります。
岸辺ミル | 5,808 view
『アンデルセン童話』みんな子供の頃読みましたよね。たくさんのアニメなどにも出ています。

『アンデルセン童話』みんな子供の頃読みましたよね。たくさんのアニメなどにも出ています。

代表作の中で、「マッチ売りの少女」「裸の王様」「人魚姫」決してハッピーエンドではない終わり方だったこの3作について考えてみました。
yakushakowai | 1,965 view
懐かしの「魔女っ子」シリーズ、歴代のキャラクターたちがグッズで登場!キディランド限定商品も発売!!

懐かしの「魔女っ子」シリーズ、歴代のキャラクターたちがグッズで登場!キディランド限定商品も発売!!

1960年代から1980年代にかけてテレビアニメで絶大な人気を誇った「魔女っ子」シリーズ。その歴代の「魔女っ子」たちをグッズ化した「魔女っ子コレクション Presented by NERDS」が、12月9日までキディランド原宿店・大阪梅田店で開催している。
red | 3,318 view
みんなハッピーエンド!?おなじみ童話の今と昔

みんなハッピーエンド!?おなじみ童話の今と昔

子供のころ、誰もが読んだ、読んでもらった童話。大人になって子供のために読み聞かせしたら、あれ!?結末が違うぞ!ほとんどの童話がハッピーエンドになっているのです。そこで、ここでは童話の今の昔を比較してみましょう。
yt-united | 8,742 view
人間界に魔法使いが舞い降りた!!「東映魔女っ子シリーズ」の第5作目!魔法少女アニメ『魔法使いチャッピー』

人間界に魔法使いが舞い降りた!!「東映魔女っ子シリーズ」の第5作目!魔法少女アニメ『魔法使いチャッピー』

このアニメは、「さるとびエッちゃん」の後継番組で、魔法の国にうんざりした主人公が、家族と共に人間界で暮らす物語です。
星ゾラ | 8,348 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト