FM音源をはじめとした「内蔵音源」
「内蔵音源」はパソコンやゲームマシン、後に携帯電話に標準で搭載されたシンセサイザー機能を指しています。
なお内蔵音源対して、シンセサイザーをMIDIケーブルやUSBケーブルなどで接続して使用するものは「外部音源」。
CDやDVDのゲームソフトでCD-DAなどの音声データで録音済みの楽曲が再生される場合は内蔵音源とも外部音源とも分類されず、音声データを逐次読み込みながら間断なく再生を行う「ストリーム再生」と称されます。
なお内蔵音源対して、シンセサイザーをMIDIケーブルやUSBケーブルなどで接続して使用するものは「外部音源」。
CDやDVDのゲームソフトでCD-DAなどの音声データで録音済みの楽曲が再生される場合は内蔵音源とも外部音源とも分類されず、音声データを逐次読み込みながら間断なく再生を行う「ストリーム再生」と称されます。
Ys II 音楽集(PC-8801版)
多くの人が耳にした「FM音源」が主だった時代、懐かしいですね。
via www.youtube.com
FM音源は1980年代の音楽やゲームサウンドに取り入れられ、当時を象徴するサウンドと評されました。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
ファミコンより高価なゲーム機では搭載されていたFM音源。ゲームの世界をよりリッチに表現してくれたFM音源は、ゲームのみならず1980年代の音楽シーンを代表する音源でした。
初期のコンピュータにはエラー出力のため、単音でブザーのようなBEEP音発生装置が組み込まれていました。これが内蔵音源の元祖とも言うべき音源です。
音源のトレンドについては下記引用が分かりやすいかと思います。
音源のトレンドについては下記引用が分かりやすいかと思います。
初期のパソコンには内蔵音源が存在しないか、もしくはビープ音のみが搭載されていた。これは元々楽曲の演奏用に用意されたものではないが、音程を変えることのできる機種では、単音ながら演奏に用いられることもあった。 初期から1980年代は内蔵音源の性能は比較的低かったが、主にゲームメーカーのコンポーザの工夫により、仕様を逆手に取った音楽表現が行われた。また内蔵音源の性能も向上していったが、次第に、CD-ROMのCD-DAトラックやMP3等のコーデックを音源とし、PCMでの再生への移行(これに伴い、例えば現在のWindows用パーソナルコンピュータでは、PCMのみの搭載が一般的である)、さらにハードウェア自体の性能向上に伴い、内蔵音源の利用の場は据え置き機器より小容量・低性能な携帯機器へと移行しつつある。
ゲームの世界観を広げてくれるBGM、ゲームサウンド(音源)の歴史と代表的なゲームを振り返る。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
ファミコンなら”ブピブピ”、FM音源なら”ギュイーン”。ゲームサウンドには音源ごとの特徴や代表的なゲームがあり、私たちはいまでもそれらのBGMを憶えていたりするものです。そんなゲームサウンドの歴史、名曲と呼ばれたゲームを振り返っていきましょう。
それでは「内蔵音源」について、まずは往年のパソコンに搭載されていた音源を確認していきます。
まずパソコンに搭載されていた主な音源を振り返り、その後にゲームマシンをみていきましょう。
同一のゲームで多くの内蔵音源が紹介されている日本ファルコムの「ソーサリアン」を中心に、比較しやすい動画を転載させていただきます。
まずパソコンに搭載されていた主な音源を振り返り、その後にゲームマシンをみていきましょう。
同一のゲームで多くの内蔵音源が紹介されている日本ファルコムの「ソーサリアン」を中心に、比較しやすい動画を転載させていただきます。
PSG(Programmable Sound Generator)
PSGは単純な矩形波を3チャンネル演奏出来るサウンドチップ。
PC-6000シリーズやMSXといった初期のホビーパソコンやゲーム機で広く用いられました。
最も多く使われたAY-3-8910では出力ポートのうち、ひとつをノイズと排他利用が可能で、ドラムや効果音(例えば爆発音など)に用いられました。
どこか透き通っていて物悲しい高音と「ズチャッ」とでも表現したくなるドラム音が特徴的な音源でしたね。
PC-6000シリーズやMSXといった初期のホビーパソコンやゲーム機で広く用いられました。
最も多く使われたAY-3-8910では出力ポートのうち、ひとつをノイズと排他利用が可能で、ドラムや効果音(例えば爆発音など)に用いられました。
どこか透き通っていて物悲しい高音と「ズチャッ」とでも表現したくなるドラム音が特徴的な音源でしたね。
[BGM] [msx2] [PSG] ソーサリアン [Sorcerian]
via www.youtube.com
MSXといえば、当時はコナミが独自に開発したSCC音源もユニークな表現力を持つ音源でした。
コナミがMSX向けに開発したSCC音源はFM音源にも負けない!PSG音源に甘んじていたMSXユーザーに希望を与えてくれました。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
MSXに力を注ぎ、専用のゲーム音源「SCC音源」を開発してくれたのがコナミ。当時のMSXユーザーはファミコンをはじめとするゲーム専用機とPC-88などの本格派パソコンの狭間で不遇の思いをすることが多く、他のパソコンゲームからの移植版ゲームで、オリジナルとのクオリティの差に溜息をつくことがよくありました。MSXユーザーはコナミの尽力をいつまでも忘れません。
YM2203(OPN)
80年代、多くのパソコンキッズにとってFM音源といえばこの「YM2203」を指したことでしょう。
このヤマハのFM音源は少ないメモリ使用量で多彩な音色を表現できるため、80年代から90年代にかけてのパソコンなどで広く普及しました。
「FM音源3音、PSG3音」をモノラル出力可能で、PC-8801mk2 SR以降で搭載された音源です。
「ギュイーン」なFM音源の元祖、的な位置づけだったといえるでしょうか。
このヤマハのFM音源は少ないメモリ使用量で多彩な音色を表現できるため、80年代から90年代にかけてのパソコンなどで広く普及しました。
「FM音源3音、PSG3音」をモノラル出力可能で、PC-8801mk2 SR以降で搭載された音源です。
「ギュイーン」なFM音源の元祖、的な位置づけだったといえるでしょうか。
[BGM] [PC-8801mkIISR] ソーサリアン [Sorcerian]
via www.youtube.com
多くのサウンドクリエイターがFM音源を駆使した美しいBGMを作り上げました。
なかでも著名だった一人が、当時日本ファルコムに在籍されていた古代祐三氏かもしれません。
なかでも著名だった一人が、当時日本ファルコムに在籍されていた古代祐三氏かもしれません。
RPGの雄、日本ファルコムが得意とした「泣きのBGM」ともいうべきFM音源のゲームサウンド8選! - Middle Edge(ミドルエッジ)
PC-88に代表されるパソコンユーザーだった人にとって「日本ファルコム」といえばドラゴンスレイヤー、イース、英雄伝説シリーズなど数々の名作RPGを生み出したゲームメーカーとして記憶に残っていることでしょう。そしてあのFM音源を完璧に駆使した「泣きのBGM」ともいうべき秀逸なゲームサウンドを提供した会社としても。そんな名曲BGMから8選、取り上げてみたいと思います。
YM2608 (OPNA)
FM音源6音並びにADPCM、チップ内にROMとして波形を持っている六種のリズム音をステレオで、PSG3音をモノラルで再生可能なOPNの後継チップ。よりリッチなサウンドを奏でることが出来ました。
主な搭載機種はPC-8801用「サウンドボード2」及び、PC-9800シリーズ用「PC-9801-86」ボード(通称、86ボード)。個人的には友人が持っていたPC-88VAのBGMを聴いたとき、その厚みに驚いた記憶がありますがOPNほどの普及はみませんでした。
OPNとOPNAのソーサリアンBGMを聴くと、当時やたらとたくさん機種が存在していたPC-88でも別格だったVAを思い出すことが出来ます。
主な搭載機種はPC-8801用「サウンドボード2」及び、PC-9800シリーズ用「PC-9801-86」ボード(通称、86ボード)。個人的には友人が持っていたPC-88VAのBGMを聴いたとき、その厚みに驚いた記憶がありますがOPNほどの普及はみませんでした。
OPNとOPNAのソーサリアンBGMを聴くと、当時やたらとたくさん機種が存在していたPC-88でも別格だったVAを思い出すことが出来ます。