武道家『ブルース・リー』は本当にすごかった!彼が創り出した格闘技『ジークンドー』を知っていますか?
2017年1月23日 更新

武道家『ブルース・リー』は本当にすごかった!彼が創り出した格闘技『ジークンドー』を知っていますか?

『ジークンドー』を知っていますか?武道家ブルース・リーが創り出した格闘技です。現在の『総合格闘技』に通じる武技・防具・トレーニング方法などを、すでに40年以上も前に独自に構築し、ひとつの『道』として極めていました。

73,502 view

ブルース・リーと映画

1971年、30歳になった時、ブルース・リーは香港に拠点を移します。

ジークンドーを教えるかたわら、ハリウッドで俳優業も続けていましたが、当時のハリウッドには、アジア人に対する見えない壁があり、アジア人は絶対に主役になることができませんでした。25~30歳までのブルース・リーは、俳優業においては「本当に表現したいもの」をすることができなかったのです。

「クンフー映画のおひざ元で、ハリウッドをあっと驚かす作品を作る!」という野心に燃えて、『ドラゴン』映画制作に取り組んだのでした。
『ドラゴン危機一髪』は香港映画史上空前の大ヒットになりました。
脚技の速さから、「脚三李」(足が3本に見える)と、新聞に評されたほどでした。
2作目『ドラゴン怒りの鉄拳』、3作目『ドラゴンへの道』も大当たり。
特に3作目の『ドラゴンへの道』は、製作・監督・脚本・主演・武術指導の5役をこなしました。クライマックスの、アメリカ空手チャンピオンとの7分間の死闘は、世界の映画史上最高の格闘シーンと言われています。

わずか2年足らずの間にトップスターに駆け上がっていきました。
けれどブルース・リー自身は、まわりの興奮を冷静に見つめていました。
次の動画は、その頃の心境を語ったものです。

動画の最後に、ブルース・リーがこう語っています。
『だから米国では、本物の東洋を見せてやると決めたんだ』

『ドラゴンへの道』の後、ハリウッドから映画の共同制作話が持ち込まれ、すでにスタートしていた『死亡遊戯』の制作を中断し、『燃えよドラゴン』の撮影に入るのです。

『本物の東洋』
この言葉通り、武道家としても俳優としても、人生の総決算となる作品になりました。
この時期のブルース・リーの武術が、いかに常人離れしたものであったか、是非この動画をご覧ください。

『燃えよドラゴン』は完成しましたが、1973年7月20日にブルース・リーは亡くなり、彼がこの映画の、世界中での大ヒットを知ることはありませんでした。

けれど「20世紀で最も重要な・偉大な100人」に選ばれるほど、彼の遺した映画とジークンドーが人々に与えた影響は大きかったのです。
偉大なる武道家に敬意を表したいと思います。

70 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • リンダまーちゃん 2019/8/2 04:00

    改めて不出世の武術家武道家そしてスーパーactorしかもあの若さで🐲生きていて欲しかった🐉日本ではまだ知られてなくその頃はBEATLESS旋風が吹き荒れていて、Johnrenonnに夢中🥰しかしBruceとrenonnは同じ1940年生まれ、2人は形は違うけれど頭を打ち抜かれた。リンダさん私も高校生の時にウエストサイド物語の華麗なtyakirisuの姿に惚れ込んでいました。Bruceとのデートの時のBruceのファッション物凄くよくわかる💕素敵な青春でしたね。しかも完結した💕

    すべてのコメントを見る (1)

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

今年東映の倉庫で発見されたブルース・リー『ドラゴンへの道』のネガ。早速Blu-ray化され、新年に発売!

今年東映の倉庫で発見されたブルース・リー『ドラゴンへの道』のネガ。早速Blu-ray化され、新年に発売!

ブルース・リーが主演だけでなく監督も務めた『ドラゴンへの道』。同作の日本初公開時に使用されたオリジナルネガフィルムが、今年現像所「東映ラボ・テック」の倉庫で発見されたのを受け、アルティメット・エディションのBlu-rayが、2017年1月25日に発売される。
『ブルース・リー』の伝説:『燃えよドラゴン』(日本では1973年公開)から始まる「ドラゴンシリーズ」と後世への影響

『ブルース・リー』の伝説:『燃えよドラゴン』(日本では1973年公開)から始まる「ドラゴンシリーズ」と後世への影響

『燃えよドラゴン』を中心に『ドラゴン危機一発』『ドラゴン怒りの鉄拳』『ドラゴンへの道』『死亡遊戯』をおさらいしてみましょう。ブルース・リーが後世に与えた影響は甚大です。そこも、さっくりと考察してみましょう。ブルース・リーの格闘の際に発する「アチョー」という独特の叫び声は「怪鳥音」(かいちょうおん)と呼ばれますが、ブーム当時、皆が、「アチョー」「アチョー」言いまくりました。
ガンモ | 40,581 view
【PR】映画「燃えよドラゴン」をフルで無料視聴できる動画配信サービスを比較!

【PR】映画「燃えよドラゴン」をフルで無料視聴できる動画配信サービスを比較!

『燃えよドラゴン』は、1973年に公開されたカンフー映画。監督ロバート・クローズとブルース・リー、脚本マイケル・オーリンとホー・シュンリン。ブルース・リーが主演したこの作品を無料視聴できる動画配信サービスをご紹介します。
日本において1974年は「カンフー映画」夜明けの年。ドラゴン元年なんです。

日本において1974年は「カンフー映画」夜明けの年。ドラゴン元年なんです。

日本においてカンフー映画といえば「ドラゴン」。とにかくドラゴンと邦題に付けておけばヒットするという信じられないようなことが起こっていた1974年。嘘じゃありません。ドラコンと名の付くカンフー映画、観てみようじゃありませんか。
obladioblada | 7,001 view
~舞の海秀平の原点はブルース・リー!?~ 人生と映画について語るオリジナル人気番組「この映画が観たい」 9月放送

~舞の海秀平の原点はブルース・リー!?~ 人生と映画について語るオリジナル人気番組「この映画が観たい」 9月放送

「ムービープラス」で放送中のオリジナル番組「この映画が観たい」の9月のゲスト舞の海秀平が映画について熱く語る!

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト