主将・平石の狙いは、「松坂が崩れないのであれば、キャッチャーを崩そう」というものでした。
よく高校生でここまで思いつくものだと感心します。
名将・中村監督の指導もあったのでしょう。
スポーツをやっている人はビジネスにも受けがいいのは世の常ですが、こういう技術を習得したスポーツマンなら、確かにビジネス戦略にも長けているのも納得できます。
よく高校生でここまで思いつくものだと感心します。
名将・中村監督の指導もあったのでしょう。
スポーツをやっている人はビジネスにも受けがいいのは世の常ですが、こういう技術を習得したスポーツマンなら、確かにビジネス戦略にも長けているのも納得できます。
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しかし、相手も半世紀にわたり横浜高校を率いてきた名将・渡辺監督。
球種を読まれていることに気づきます。
キャッチャーに、球種がばれているぞ!と修正させます。
高校生とは思えない、ハイレベルな心理戦です。
球種を読まれていることに気づきます。
キャッチャーに、球種がばれているぞ!と修正させます。
高校生とは思えない、ハイレベルな心理戦です。
PLが松坂対策に向け練習してきた内容。
このあと、横浜のキャッチャー小山に2ランを打たれ、あっという間に1点差とされますが、球種を読まれたことに気づき修正した横浜のバッテリーを攻略し、再びPLが突き放します。
PLには、春のセンバツで横浜に敗北して以来、打倒松坂に向け猛練習を繰り返してきた自信がありました。
「松坂と互角に戦えるところまでは来た」という自信です。
PLには、春のセンバツで横浜に敗北して以来、打倒松坂に向け猛練習を繰り返してきた自信がありました。
「松坂と互角に戦えるところまでは来た」という自信です。
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絶対的エースの在不在が力の差に。
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絶対的エース、松坂を攻略して4点をもぎ取ったPLでしたが、PLには松坂ほどの絶対的エースがいませんでした。
すぐに横浜は、PLに追いつきます。
横浜が単なる「松坂だけの」チームではなく、総合力のあるチームだということがわかりますね。
すぐに横浜は、PLに追いつきます。
横浜が単なる「松坂だけの」チームではなく、総合力のあるチームだということがわかりますね。
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横浜の渡辺監督(2015年に勇退)は、1968年、23歳の時に横浜の監督に就任しました。
横浜高校をなんとか強豪にしたいと、結婚してすぐに新居に部員を住まわせたり、収入のほとんどを部活に使い、お子さんとともにパチンコ屋に行き、落ちている銀玉を拾ってパチンコを打ち、部員の食品と交換するなどの、壮絶な監督人生を送ったようです。
横浜高校をなんとか強豪にしたいと、結婚してすぐに新居に部員を住まわせたり、収入のほとんどを部活に使い、お子さんとともにパチンコ屋に行き、落ちている銀玉を拾ってパチンコを打ち、部員の食品と交換するなどの、壮絶な監督人生を送ったようです。
渡辺監督の半生の集大成・松坂大輔という絶対的エース。
このような苦労を家族とともにしてきた渡辺監督の半生の集大成が、松坂という絶対的エースを擁して、春・夏連覇を成し遂げることでした。
そこに立ちはだかる最強の相手が、PL学園でした。
そこに立ちはだかる最強の相手が、PL学園でした。
9回を終わって、5-5の同点 延長戦へ。
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その後両チーム1点ずつを取り、決着がつかず、延長戦へ。
PLはキャッチャーが負傷し、また選手が熱中症で交替するなど、満身創痍。
横浜も松坂が連日の投球でヘロヘロの状態でした。
まさに「死闘」と呼ぶにふさわしい試合となりました。
PLはキャッチャーが負傷し、また選手が熱中症で交替するなど、満身創痍。
横浜も松坂が連日の投球でヘロヘロの状態でした。
まさに「死闘」と呼ぶにふさわしい試合となりました。
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11回表、松坂がヒットを打ち、打線がつながりついに横浜が1点を勝ち越します。
ヘロヘロの松坂は、「この回を抑えれば」と思ったに違いありません。
11回裏、PLはヒットが出るもハーフスイングを三振に取られ、ツーアウト2塁。
ここで万事休すか、というところで、あの「PLの頭脳」主将・平石が策を取ります。
ヘロヘロの松坂は、「この回を抑えれば」と思ったに違いありません。
11回裏、PLはヒットが出るもハーフスイングを三振に取られ、ツーアウト2塁。
ここで万事休すか、というところで、あの「PLの頭脳」主将・平石が策を取ります。
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スパイクシューズの紐のためにタイムを取るという異例の作戦。
4番バッターが三振に倒れ、緊張する5番バッターの表情を見た主将・平石は、なんとか流れを変えようとしました。
その策が当たり、ヒットで平石がホームイン。6-6となり、この死闘はさらに続きます。
4番バッターが三振に倒れ、緊張する5番バッターの表情を見た主将・平石は、なんとか流れを変えようとしました。
その策が当たり、ヒットで平石がホームイン。6-6となり、この死闘はさらに続きます。