今回の商品化では、パーツ分割を最低限度に抑えるために、多少デザインがアニメ版とは変えられているが、ガンダムのメカのデザインがアニメ劇中と変わるという現象には慣れてしまっているので(笑)特に問題はない。
むしろ、パーツ分割の問題で、ミサイル発射後の形状にも出来たり、プレイバリューも広い傑作に仕上がっている。
肉抜き穴は多めだが、モビル・スーツ系ほどには目立たない。
肉抜き穴は多めだが、モビル・スーツ系ほどには目立たない。
このシリーズは、クリアバージョンはプラ製だが、メタルブラックバージョンはABS樹脂製なので、塗装して完成したい人はクリアバージョンを狙うか、塗装前にPPプライマー等でコーティングしておこう。
ズム・シティ
このシリーズをニッチファン層に、一気に知らしめたフラッグシップな逸品(笑)
『ガンダム』という作品が、70年代ロボット漫画からの地続きであることを、実感できるデザインセンスだ。
『ガンダム』という作品が、70年代ロボット漫画からの地続きであることを、実感できるデザインセンスだ。
このズム・シティはシリーズ第2弾で登場。
その商品化そのものにインパクトがあっただけではなく、パーツが2個、前後の貼り合わせだけという豪快仕様。
それこそ、塗装せずに作るだけなら、2分どころか20秒で完了する(笑)
その商品化そのものにインパクトがあっただけではなく、パーツが2個、前後の貼り合わせだけという豪快仕様。
それこそ、塗装せずに作るだけなら、2分どころか20秒で完了する(笑)
しかし、アニメ劇中どおりに塗装をしようと思うと、意外と色数が多くて手間がかかる。
加えて、70年代のアニメだけあって、細かいディテールなどが、数少ない登場カットごとに違っていたりするので、どの色をどこに置くのかで結構悩まされる
加えて、70年代のアニメだけあって、細かいディテールなどが、数少ない登場カットごとに違っていたりするので、どの色をどこに置くのかで結構悩まされる
しかし、とうとうガンプラも、建造物まで商品化してしまうようになったかと、これにはまいった、まいった(笑)
きっと、往年の森永キャラメルのラインナップをなぞっても話題性に欠けるから、どこから攻めるかという商品展開戦略で、要塞系や建造物が選ばれたのだろう。
きっと、往年の森永キャラメルのラインナップをなぞっても話題性に欠けるから、どこから攻めるかという商品展開戦略で、要塞系や建造物が選ばれたのだろう。
アクシズ
ハマーン・カーンの要塞、アクシズは、『機動戦士Zガンダム』(1985年)『機動戦士ガンダムZZ』(1986年)『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988年)と、3作続けて登場した、昭和ガンダムシリーズの象徴のような存在なのだが、最初はこの完全体で登場するも、『ガンダムZZ』後半で、丸い付属物の「モウサ」が破壊され、『逆襲のシャア』中盤では、ブライト・ノアの捨て身の爆破作戦で、前後に真っ二つに割れるという風に、徐々に姿を変えて最後は消滅していった。
シリーズ初弾で登場したこの商品は、パーツを最小限度に抑えながらも、それら変化していくアクシズの形態を、全て再現できるという、驚きの270円アイテムなのである。