もっとも、モウサに関しては、丸い部分だけが独立パーツなので、『ガンダムZZ』終盤版を正しく再現するために、モウサ保持部分もカットしたいので、今回はアクシズを2個用意して、片方をモウサの保持部分ごとカットして完成させた。
そして、この商品の粋なところは、どうせパーツ分割されるアクシズのメインボディを、『逆襲のシャア』劇中で分断されるラインを再現して分割したところであろう。
これがあるだけで、『Zガンダム』から『逆襲のシャア』まで、クライマックスの背景の小道具としてとても便利なアイテムとして、本当にありがたかった。
アクシズの印象的な、後方部の推進用巨大ノズルとバーニアもしっかり再現されていて、手にしているだけで、榊原良子さんのハマーンの声が聞こえてきそうな出来栄えである。
とりあえず、昭和ガンダムシリーズのマニアであれば、必携のアイテムであると言い切れる。
とりあえず、昭和ガンダムシリーズのマニアであれば、必携のアイテムであると言い切れる。
アウドムラ
『機動戦士Zガンダム』で、ハヤト・コバヤシがリーダーを務める、地球上での反連邦軍組織・カラバの移動拠点、母艦ともいえる、全長317m、全幅524mの超大型輸送機が、数㎝のミニサイズで初立体化。
そのシルエットも、じっと見ているだけでも味わい深いが、これを塗装しようとしていて気付かされたのだけれども、アウドムラの機体のピンクと赤って、実はまんま、最初の『ガンダム』のシャア専用ザクの色組み合わせ、そのままなんだよね。
『ガンダム』のホワイトベースと違って、『Zガンダム』の母艦・アーガマは、大気圏と注入能力を持っていないという、リアリズムの進化か、劇中テクノロジーの退化か、地球へ降下したカミーユやクワトロ達の母艦として、シリーズ中盤の地球編を描くにはもってこいのチョイス。
ディテールも意外と細かく、UPで撮影すれば案外巨大感が出るアイテムだと評価できる。第2弾での発売になったが、パッケージのZガンダム推しの、一つの象徴になった。
ディテールも意外と細かく、UPで撮影すれば案外巨大感が出るアイテムだと評価できる。第2弾での発売になったが、パッケージのZガンダム推しの、一つの象徴になった。
ラフレシア
F91推しの第2弾でまず驚かされたのは、このラフレシアの商品化であっただろう。
既にラフレシアの1/100の「一部」は、精密モデルで『ガンダムF91』のマスターグレードモデルの台座として立体化しているが、アレはあくまで台座としての気分の問題であって、ラフレシアというモビル・アーマーがまるごとリアルタイプで立体化されたのは、この商品が初めてだったのであろう。
既にラフレシアの1/100の「一部」は、精密モデルで『ガンダムF91』のマスターグレードモデルの台座として立体化しているが、アレはあくまで台座としての気分の問題であって、ラフレシアというモビル・アーマーがまるごとリアルタイプで立体化されたのは、この商品が初めてだったのであろう。
ラフレシアは『ガンダムF91』のラスボスであると同時に、歴代ガンダムモビル・アーマーの中でも、異彩を放った「食虫植物と花弁」というデザインモチーフゆえか、ファンには人気があるのだが、『ガンダムF91』が興行成績的に振るわなかったのと、とにかく巨大すぎて、なかなかキット化されないという現実があって、これまで立体化に恵まれてこなかった。