この打席が現役最後になることを自覚していた広澤は、既に泣いていた。
そのため、「それまではボールが見えていたから打てなかったが、涙でボールがよく見えなかったのでホームランになった」などとネタにされた。この年限りで現役引退。
横浜・佐々木主浩 (ささき かづひろ)
2005年8月9日 引退
「お袋の前で投げたい」との希望により、2日後の9日、故郷・仙台のフルキャストスタジアム宮城で行われた対巨人戦で、高校時代からのライバルで親友でもある清原和博相手に、事実上の引退登板をした
2005年 大魔神・佐々木主浩 故郷でラスト登板 - YouTube
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盟友・清原との対戦
地元ファンからスタンディングオベーションで迎えられての、ラスト対決。
最後だから、数々の名勝負を演じてきたライバル清原とやりたかった。
「サインが見えなくなるので、投げるボールは決めていた。キヨの顔を見たら、涙が出そうになった」。唇をかみ、必死に涙をこらえ投げ込んだ。
直球だけでカウント2-1と追い込み、128キロ外角フォークで空振り三振を奪った。
日ハム・新庄剛志 (しんじょう つよし)
2006年10月26日 引退
最終第5戦(札幌ドーム)8回裏、涙を流して入った現役最後の打席では、中里篤史からの全3球ストレート勝負にて空振り三振に倒れる。
※日本シリーズ 第5戦
新庄最後の打席 - YouTube
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最後の打席、泣きながら打席に入ると相手のキャッチャー谷繁が、「全部ストレートで行くから、泣くな」と言ったらしいです。新庄はフルスイングで三振します。
なお、新庄は最後の打席はホームランか三振のどちらかと、決めていたらしいです。
広島・佐々岡真司 (ささおか しんじ)
2007年10月6日 引退試合
対横浜最終戦が、佐々岡の引退試合として行われた。10-0と広島が大量リードして迎えた9回表、二死無走者から登板したが、村田修一に高めの球を本塁打にされた。
佐々岡 対 村田 - YouTube
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お約束を破った村田は涙・・・
シーズン中に行われる引退試合で投手が「主役」となり、打者1人と対峙する場合、日本球界には「空振り三振で送り出す」という“お約束”があると言われている。