元女子アームレスリング世界王者の山田よう子さんは「ママだから強い!」
2018年3月2日 更新

元女子アームレスリング世界王者の山田よう子さんは「ママだから強い!」

「ママでも金!」全日本女子アームレスリングで無敵の13連覇、世界王者にも君臨した山田よう子さんは日本を代表するアームレスラー。長門裕之、南田洋子の姪として芸能界に進むはずだった彼女はいつしか無敵のアームレスラーに!現在は4児の母として「まだまだ世代交代はさせない!」と笑う山田よう子さんにお話を伺いました。

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無敵の女子アームレスラー!team⭐spirits「山田よう子」

皆さんはアームレスリング王者と聞くと、どんな選手像を思い描きますか?
おそらく多くの方々が、タンクトップに丸太のような上腕二頭筋の厳つい選手像を思い浮かべることと思います。

今回ミドルエッジ編集部(ミド編)がインタビューの機会をいただいたのは、そんなアームレスリングの世界で全日本13連覇と世界王者にも君臨した女子アームレスラーの山田よう子さん。

一見して、この方が女子アームレスリングの世界王者であったとは思えない端正な顔立ち。
しかしながらアームレスリングに辿り着くまでの波乱に満ちた10代と、そこで身に着いた「気持ちの強さ」。

幼少期から現在に至るまでの道のりをインタビューさせていただきました。
山田よう子さん

山田よう子さん

日本アームレスリング連盟(JAWA)所属の女性アームレスラー、PUREBRED所属の女子総合格闘家、フリーの女子プロレスラー。
長門裕之の妻、南田洋子の従兄弟の娘。
-現在は40代で4児の母と大忙しの山田よう子さんですが、暫く離れていたアームレスリングの世界に再び戻りました。過去には全日本13連覇という快挙も達成した女子アームレスリングの世界に、改めて挑戦なさるのはどうしてでしょうか?
4人の子供がいるのですが、少しだけ子育てが落ち着いたのでこれから「40歳過ぎてもこれだけ出来る!」というのを示していきたいんです。
世間のママは育児が大変!若ければまだいいけど40代や50代になると疲れ切ってしまう人たちもいるんです。
そんな人たちに「ママだから、40代でもココまで出来る」というのを見せていきたいと思っているんです。

Yotubeに山田選手の試合風景の動画が!

山田選手のアームレスリング動画(-60 山田選手VS船木選手)

その緊迫感と圧倒的な強さが、動画から確認出来ると思います!
アームレスリング絶対王者であるとともに総合格闘技、プロレスでも活躍した山田よう子さん。
そんな彼女の意外な(?)道のりをご覧ください。

小学校時代はモモコクラブ

-山田さんは女子アームレスリング界の絶対王者でいらっしゃいます。総合格闘技やプロレスでも活躍されましたが、幼いころからプロレスなどへの関心をお持ちでしたか?
小学校の頃の夢はプロレスラーでクラッシュギャルズをよく観ていました。
その一方ではおニャン子クラブ、とくに渡辺満里奈が大好きで友達と「ワンワンクラブ」なんてつくっていましたね~。
女性の歌手、とくに同世代に惹かれていたんです。だから中森明菜や松田聖子ではなくておニャン子クラブ(笑。
-親戚に長門裕之さん、南田洋子さんがいらっしゃいます。幼いころより芸能界やタレントを意識するということはありませんでしたか?
洋子おばちゃん(南田洋子さん)にはよく可愛がってもらいました。私自身は小学生のころに渋谷でスカウトされて「モモコクラブ」に在籍していました。宮前真樹ちゃん(CoCo)たちと一緒にレッスン受けたりしたんですよ。
小学生の頃、多くのスカウトの声がかかったという山田さん。

ご本人曰く「汚れていなかった(笑」とのことで純真無垢な少女像をイメージしますが、一方で小学校では相撲、羽根つき、徒競走と何をやっても男女あわせて常に一番だったそうです。

ちなみにキャベツ人形も一応持ってはいたものの、人形遊びには興味が湧かなかったようで。

「超」がつく人気者だった山田さんは、その人気ぶりのまま中学校に進学しますがそこで挫折を味わうこととなります。

イジメを受けて不登校に

-中学時代にはイジメ、不登校、施設入所などの波乱を経験なさいました。
中学に入ってバトミントン部に入部したのですが、同性からのイジメを受けたんですね。陰湿なイジメを受けて2学期には不登校になってしまいました。
当時は、イジメや家庭環境など何らかの理由で不登校となった生徒をサポートする施設が高田馬場にあってそこに入ることとなりました。24時間監視体制で6畳間を4人で共有、窓には鉄格子があって出入りも不自由な施設(笑
-なんだか、サポートするというよりも更生するための施設のように聞こえてしまいますね(汗
そう(笑
それで耐えられなくなって、あるときに脱走したんです。
上手く抜け出せたのは良いものの元の中学校に戻ることも出来ず、祖父母を訪ねて佐賀県に行きましたよ。だから中学校時代は佐賀県。
山田さんは当時の辛い経験を、現在のアームレスリングの活動に生かしています。

自分が嫌な思いをしたから、いまそのような悩みを抱えている子らを支援する気持ちでアームレスリングを教えているんです。
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