【マラソン女子日本代表】増田明美から高橋尚子まで20世紀までを振り返る
2017年3月10日 更新

【マラソン女子日本代表】増田明美から高橋尚子まで20世紀までを振り返る

“東京マラソン”など市民参加型のシティマラソンが賑わいをみせる昨今、日本女子マラソン黄金期に活躍した高橋尚子さんをはじめ浅利純子さん、市橋有里さん、数々のランナーを振り返ってみました。

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山下佐知子(京セラ)

山下佐知子(京セラ)

自己ベスト記録
マラソン 2時間29分57秒(1991年)

1989年名古屋国際女子マラソンで当時小島和恵の持つ初マラソン日本女子最高タイ記録をマーク。(2時間34分59秒)

バルセロナオリンピック 4位入賞
1991年世界陸上選手権女子マラソン 銀


有森裕子とは日本代表の座を戦った仲の良い戦友。現役引退後の現在も二人は親友同士である。
小鴨由水 

小鴨由水 

自己ベスト記録
3000m 9分53秒00
5000m 16分15秒00
10000m 33分10秒00
20km 1時間7分10秒
ハーフマラソン 1時間12分34秒
マラソン 2時間26分26秒
1992年 大阪国際女子マラソン 2時間26分26秒 優勝(当時日本最高・初マラソン世界最高記録)
バルセロナオリンピック 29位
大阪国際女子マラソンでは日本人初の優勝者、しかもゴールタイムの2時間26分26秒は当時の日本最高記録、女子の初マラソン世界最高記録という快挙で、小鴨は20歳で一躍日本女子マラソン界のトップに立った。

不屈のニッポン 有森裕子 - YouTube

「メダルの色は、銅かもしれませんけれども……、終わってから、なんでもっと頑張れなかったのかと思うレースはしたくなかったし、今回はそう思っていないし……、初めて自分で自分をほめたいと思います」と涙ながらに語った姿は感動を呼んだ。
真木和 (ワコール)

真木和 (ワコール)

自己ベスト記録
5000m 15分27秒12 (1991年)
10000m 31分40秒38 (1992年)
ハーフマラソン 1時間08分18秒 (1996年)
マラソン 2時間27分32秒 (1996年)

バルセロナで女子1万mとアトランタ女子マラソン、二大会連続で五輪代表に選出。
アトランタオリンピック 12位

アトランタでは真木の最後まで諦めない清々しい力走が多くの人の好感をよんだ。
鈴木博美 (リクルート)

鈴木博美 (リクルート)

自己ベスト記録
3000m 9分21秒92 (1987年)
5000m 15分30秒43 (1999年)
10000m 31分19秒40 (1996年)
ハーフマラソン 1時間10分33秒 (1999年)
マラソン 2時間26分27秒 (1996年)

バルセロナとアトランタでは女子10000m代表として出場。1997年世界陸上で金メダルを獲得したランナー。
浅利純子 (ダイハツ) 女子マラソンで日本人初の世界チ...

浅利純子 (ダイハツ) 女子マラソンで日本人初の世界チャンピオン

自己ベスト記録
マラソン 2時間26分10秒 (1994年)

1993年世界陸上優勝 金
アトランタオリンピック 17位

浅利はアトランタでメダル有力候補だったが、レース序盤で履いたシューズが左足に合わず左足裏全体の皮膚が裂け出血するという思わぬトラブルに見舞われる。
市橋有里(東京ランナーズ倶楽部)

市橋有里(東京ランナーズ倶楽部)

自己ベスト記録
5000m 15分57秒93 (2000年)
10000m 32分17秒71 (1998年)
ハーフマラソン 1時間09分23秒 (1997年)
マラソン 2時間27分02秒 (1999年)

1999世界陸上 銀
シドニーオリンピック15位

「マラソン界のシンデレラ」

1998 東京国際女子マラソン 浅利純子vs市橋有里 3/4 - YouTube

浅利純子 市橋有里 のトラックでの勝負が凄い。
山口衛里(天満屋)

山口衛里(天満屋)

自己ベスト記録
5000m 15分42秒30(1998年)
10000m 32分07秒25(2000年)
ハーフマラソン 1時間10分04秒(1999年)
マラソン 2時間22分12秒(1999年)

シドニーオリンピック7位入賞 2時間27分03秒

シドニーでは5km過ぎの給水ポイントで他選手と接触、転倒。一時は20位前後まで下がる(本人はレース後「転倒のせいでは無い」と否定)。その後、前から落ちてきた選手を一人一人拾い順位を上げ結果7位に食い込んでゴールする大健闘。
高橋尚子(積水化学) 女子マラソンの元世界記録保持者

高橋尚子(積水化学) 女子マラソンの元世界記録保持者

自己ベスト記録
2001ベルリンマラソン 優勝 2時間19分46秒

シドニーオリンピック優勝 2時間23分14秒

愛称「Qちゃん」
スイス・ローザンヌ・オリンピック博物館にシドニーオリンピックで使われたシューズのレプリカが展示されている。(オリンピック博物館に展示は日本人初IOCからの要請で寄贈)。
五輪での金メダル獲得は、日本陸上界64年ぶり(戦後初)であるとともに、日本女子陸上界においては史上初であった。またゴールタイムの2時間23分14秒は、ジョーン・ベノイトがロサンゼルス五輪でマークしたタイムを16年ぶりに更新する五輪最高記録(当時)である。これらの功績により同年10月30日に国民栄誉賞を授与された。

シドニー五輪 女子マラソン 16/20 - YouTube

高橋の世界記録樹立での優勝は、女子初のサブ20達成での歴史的事象であるとともに、日本女子マラソンが初めて世界記録を更新した瞬間でもあった。高橋は女子マラソン世界記録を更新した、ただ一人の日本人選手である。また、女子マラソン世界記録保持者が五輪金メダルを獲得した選手としてはアメリカのジョーン・ベノイトのみいるが、五輪金メダリストとして女子マラソンの世界記録を更新した選手は高橋のみである。

記憶に残る海外の選手

ロザ・モタ (ポルトガル)

ロザ・モタ (ポルトガル)

自己ベスト記録
1500m 4分19秒53(1983年)
3000m 8分53秒84(1984年)
5000m 15分22秒97(1985年)
10000m 32分33秒51(1985年)
ハーフマラソン 1時間09分23秒(1990年)
マラソン 2時間23分29秒(1985年)

ロサンゼルスオリンピック 銅
ソウルオリンピック優勝 金

レース中に笑顔を絶やさないことでも知られ、日本のファンも多い。有森裕子が尊敬するランナーの一人にあげている。
日本のマラソン大会には、東京国際女子マラソン・大阪国際女子マラソンに出場し、東京は1986年、大阪は1990年に優勝を果たしている。実力世界ナンバーワンといえる女子マラソン選手で、日本のマラソン大会に出場したのは事実上彼女が最初といってよい。
91年世界陸上女子マラソン東京大会で、優勝候補ながらも体調不良だったモタは、レース中盤で脱落しかける頃、有森に対し「イケル!」と笑顔で声を掛けた後に遅れていったという(その後モタは途中棄権)。そのモタの応援のおかげで有森は4位入賞が出来た、と言っている。
ワレンティナ・エゴロワ (ロシア出身)

ワレンティナ・エゴロワ (ロシア出身)

自己ベスト記録
2時間23分33秒(1994年ボストンマラソン2位)

バルセロナオリンピック優勝 金
アトランタオリンピック 銀

バルセロナ、アトランタの2大会連続で有森とデッドヒートを演じ日本でも人気の選手。TBSオールスター感謝祭の「赤坂5丁目ミニマラソン」にもゲストランナーとして数回出走している。
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