王道少女漫画! でもまだまだ続く長寿漫画「王家の紋章」
私が女子高生のときにハマって一気読みし、今も最新刊が発売になると買ってしまうほど大好きな漫画で、読み返すとまたあの頃に戻ったような気持ちになってしまう…。
ここでは王家ファン向けというより、まだこの漫画を読んだことのない人に興味を持ってもらいたいという思いで書きました。
「王家の紋章」とは?
秋田書店発行『月刊プリンセス』1976年10月号より連載開始。
現代と古代、エジプトを舞台とする3000年の時を経た恋と壮大な歴史ロマンの物語。
主人公は現代アメリカの女の子
りかもリード・コンツェルンの社長令嬢という恵まれた環境のお嬢さま。
でも学業熱心な学生で、専攻は考古学。
その熱心さが災い(?)して、古代エジプト王メンフィスの墓を暴いてしまい
呪いによって古代エジプトにタイムスリップしてしまいます。
迷い込んだ古代エジプトで、考古学への深い造詣を始めとした幅広い現代知識と金髪碧眼に白い肌の美しい容姿から“ナイルの娘”“黄金の姫”と崇められるようになる。当初は恐れていたメンフィスを次第に深く愛するようになり、古代に留まって添い遂げることを決意する。
やがて度重なる暗殺から救ったメンフィスと愛し合い、晴れて王妃となってその子を身籠る。が、現代人としての英知やエジプトを狙って、または可憐な容色も兼ね備えたキャロルを見初めて奪取を画策する者、アイシス一派を始めとしたキャロル抹殺を企む者など、諸国の王族までが入り乱れ、2人の間には数々の危機が立ち塞がる……。
キャロルをめぐる登場人物
まあ暗殺をもくろむ奴もいますけど。
【古代エジプト王家】メンフィス
長い黒髪に女と見紛うばかりの美貌ながら、火のように激しい気性と勇猛果敢さで、残忍で冷酷な切れ者として名を知られる。エジプト王家の中では珍しく、王と王妃との間に生まれた嫡出子で、生まれながらにして完全なる王位継承権を持っていた。
それまでは全く女に興味なし男。
これだけの美貌なので、いろいろな女を虜にしてきたし、異母姉のアイシスからも盲愛されていたのですが、それも「母代り」としか受け取っていなかったり。
でもキャロルを愛してからは一筋。それどころか嫉妬のカタマリになったりします。
まあ、その一途さが「イイ!」んですよね。17歳という若さでこれだけ野心家で自立した男性が現代にいたら、間違いなく惚れてしまうわね。
第1巻表紙なので、とても現代的なアメリカ娘って感じです。
始まった当初は16歳、40年以上たった今は何歳という設定なのだろうか?
まあ、漫画やアニメにはあるあるですね。(笑)