フジテレビの月9ドラマは東京ラブストーリー、ロングバケーションなど珠玉の名作揃い。1988~97年の月9ドラマ変遷をまとめてご紹介。
2016年5月13日 更新

フジテレビの月9ドラマは東京ラブストーリー、ロングバケーションなど珠玉の名作揃い。1988~97年の月9ドラマ変遷をまとめてご紹介。

フジテレビの月9ドラマと聞けば、誰でもそれが人気ドラマ枠を意味していることを知っているくらい月9は浸透した言葉でした。実は80年代の月9は欽ちゃんの「良い子悪い子普通の子」、その枠が見事に大人気ドラマ枠として90年代に浸透していったのです。そんな月9ドラマの変遷を、とくに人気作品が目白押しの1988年から1997年まで振り返っていきます。

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おいしい関係(1996.10.14~12.16) 平均視聴率21.8%

おいしい関係

おいしい関係

美食家の父親に育てられたお嬢様・百恵(中山美穂)。
父の死で家を差し押さえられ、婚約者にも逃げられた百恵だが、小さなレストランで感動的な味に出会い、天才シェフの織田(唐沢寿明)に見習いとして置いてほしいと頼み込む・・・。

1997年の「月9」

前年の「ロンバケ」から続く「月9」が一旦のピークを迎えたとも思われる1997年は、4作品共に高視聴率。
「ひとつ屋根の下2」では野島ドラマも復活、しかしながらやはりこの年を代表するドラマは「ラブジェネレーション」だったのではないでしょうか。

「ラブジェネレーション」は、まさに当代きっての人気俳優だったキムタクと同じく人気女優の松たか子の共演という時点で、「それだけでも観たい」と思わせるだけの魅力を発揮していたように思います。

バージンロード(1997.1.6~3.17) 平均視聴率21.4%

バージンロード

バージンロード

留学先から身ごもって帰ってきた和美(和久井映見)は父の光(武田鉄矢)を説得するため、たまたま飛行機で知り合った薫(反町隆史)に偽の婚約者役を頼む。
タイトルバックに安室奈美恵が登場して話題に。

ひとつ屋根の下2(1997.4.14~6.30) 平均視聴率27.0%

ひとつ屋根の下2

ひとつ屋根の下2

あれから2年。柏木家には実希(松たか子)らが同居して相変わらず賑やか。
今回は福山雅治がほとんど出演せず、ドラマの主軸は前半はいしだ壱成と松たか子の恋愛にウェイトが置かれていた。
そして、後半では突然白血病になった小雪(酒井法子)中心に描き、ラストでは意外な相手と結婚。
前作には及ばなかったものの平均視聴率は実に27%台を記録した。

ビーチボーイズ(1997.7.7~9.22) 平均視聴率23.7%

ビーチボーイズ

ビーチボーイズ

舞台はとある海辺の民宿。
そこにお調子者の放浪人の広海(反町隆史)と都会をドロップアウトしてきた海都(竹野内豊)が現れ、バイトを始める。
民宿の一人娘・真琴(広末涼子)はこの2人の興味を抱く・・・。
房総の海岸にオープンセットを作り、それとまったく同じ内装をスタジオに組んで撮るという繊細な撮影方法を採った。

ラブジェネレーション(1997.10.13~12.22) 平均視聴率30.8%

ラブジェネレーション

ラブジェネレーション

広告代理店に勤める哲平(木村拓哉)と同僚の理子(松たか子)とのラブストーリー。
当代随一の人気者の共演とシンプルなラブロマンスがウケて、平均視聴率30.8%と月9史上最高の大ヒットとなった。
いかがでしたか?
1988年から1997年まで、「月9」の歴史の中でもとくに盛り上がっていたのではないかと感じる10年について振り返ってみました。

誰もが一度は観たことのあるような、非常に人気のある作品揃いだった「月9」。
でも、10年を一気に振り返ると、やはりそれぞれの時代背景やドラマのテーマ、恋愛の形。
色々なものが変化してきたんだな~と感じます。

みなさんにとって、思い出深い「月9」ドラマは何ですか?
138 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
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  • 📺cx 2021/11/8 16:19

    こらからは「ノイタミナ」を前提としてアニプレックスの介入も望む

    80.7 2019/11/28 02:25

    「翼をください」の主題歌は、m.c.A.T.さんと内田有紀さんとのデュエットで、EVER&EVERというタイトルの曲でしたね。

    すべてのコメントを見る (2)

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