ガンダムTR-1に限らずTRシリーズでは、各種オプションパーツの共用化が徹底されており、それはプリムローズとて例外ではない。その汎用性、拡張性は他のTRシリーズと比較しても全く遜色は無く、パーツの組み合わせ次第では充分に一線級足る戦力となり得る。例を挙げれば、フルドド、加えて発展型であるフルドドIIとのドッキングによる航宙MA形態を始め、バックパックなど一部MSのパーツを接合するという芸当も可能で、開発元であるコンペイトウ技術本部では様々なバリエーションが考案、検討されていたようである。
この機体が登場していたのは、やはり前述のシーンでした。エリアルドを救出に向うときにカールがこの機体で向っています。その直前の戦闘でヘイズル・アウスラの損傷もプリムローズがひどく被弾していてオードリー・エイプリルが搭乗していました。つまりアウスラに同乗していたんですね。
RX-121-2
コンセプトプランの一つ。[ヘイズル・ラーII]のフルドドIIのドラムフレームにサイコガンダムの両腕部を取り付け、サブアームにウィンチキャノン2基、肩部にミサイルポッドを2基装備した状態。「腕」としてでなく、5連装ビーム砲を搭載した「攻撃ユニット」として装着される。実際には運用されておらず、別プランとして有線誘導式の火力強化型バインダーが計画されていた。
プランのみの形態ですね。あるものは何でも付けちゃえ!的な感じですね。コメントはありません。
フルドドII(型式番号不明)
TR-6の強化パーツであり、フルドドの後継機。
一対のクロー・ユニットとスラスター・ユニット、2枚のマルチ・アーム・ユニット(フライルーのバックアーマーに接続されていたもの)から構成され、サブアームを用いることで現地でも自身でパーツやオプションの組み換えが可能となった。アーム自体もISSのカナダアーム2のように、機体各部のラッチを掴んで入れ替えながら進むことで、自力で設置場所を移動できる。
ISSとは国際宇宙ステーションの事。カナダアームとはISSで使用される。カナダアーム2(英: Canadarm 2)は、国際宇宙ステーション (ISS) に搭載されているロボットシステムである。実際にはカナダアーム2はモービルサービスシステム (MSS) のひとつの構成要素である。
とにかく汎用性の高い機体?(パーツ)です。TR系の機体ならほぼ全機に接続できるのではないでしょうか?この機体を1機接続することでコアMSがフルドドIIを装備すれば「ラー」、2機装備すれば「ラー第二形態」と呼び、ギャプランのブースターを追加装備すれば「ラー・クルーザー巡航形態」と呼ぶようです。また、面白いのは「プリムローズ」だけでも合体出来てしまい、「プリムローズII」とも合体可能で特に「プリムローズII」と合体した場合は後述するの「ウーンドウォートのフルドド形態」と考えてもいい形態となります。また、「フルドド+フルドドⅡ」というパターンもあり、スラスター・ウイング・ユニットとクロー・ウイング・ユニットを置き換えたアップデート版となります。
プリムローズⅡ
プリムローズの完成形。ガンダムTR-6[ウーンドウォート]のコア・ポッドとして採用されている。背骨ドラム・フレームに接続し、胴体コックピットブロックに変形する。
前バージョンの[プリムローズ]と同じく、開発思想的には脱出用のイジェクションポッドに近く、あくまで緊急脱出ポッドという位置付けとなる。戦闘機風から丸みを帯びたフォルムになり、脱出ポッドに近づいたと言える。
随分と丸みを帯びたデザインに代わっていますね。武装もガトリング砲のみである程度の機動性は持っているものの戦闘に耐えられるものではありません。と、ここまで書いて騙されてはいけません。TRシリーズ特にTR-6は多くの武器を換装できるシステムの事で「プリムローズⅡ」はそのコアに当たる部分ですから様々な武装のプラットフォームなのです。つまり、戦闘機にもなれるし、MS、MAのような変化もあるわけです。
RX-121-3C
ガンダムTR-1[ハイゼンスレイ][GUNDAM TR-1[HZXE‘N-THLEY]]
TR-6で得られたノウハウを元に強化されたガンダムTR-1の最終発展型である。型式番号はRX-121-3C。TR-1のバリエーションの中で唯一「ヘイズル」の名を冠さない形態。
via 機動戦士ガンダムMS大全集2015
TR-6の中核ユニットとして開発された機体であり、ウーンドウォートと同様の機能・能力が与えられている。そのため、TR-6各種強化パーツやユニットなど兵器システム全般との接続・運用が可能である。しかし、TR-6が破壊されたこともあって、実際に生産・運用されることはなく、ペーパープランのみとなった。
ヘイズル・アウスラにハイゼンスレイIIの上半身強化パーツをドッキングさせています。TRシリーズならではですね。ほとんどすべてのパーツの規格が同一のため、こんなことも可能になってしまいます。この形態で完全にジム・クゥエルとは別の機体になっていますね。こんなことから型式番号も3Cとなっているのでしょう。この機体はファイバーIIやダンディライアンII、インレのコアユニットとして運用する計画も存在したということです。
武装 クロー・ユニット
クロー・ユニット・ビームキャノン