「ジョージ・ハリスン」と「いとしのレイラ」
2016年5月25日 更新

「ジョージ・ハリスン」と「いとしのレイラ」

ザ・ビートルズ解散後、いち早く成功を収めたのはジョンでもポールでもなくジョージ・ハリスンでした。その成功の陰にいたのは「いとしのレイラ」ことパティ・ボイドでした。

5,095 view

ジョージ・ハリスン

George Harrison

George Harrison

1943年2月25日生まれ。
ザ・ビートルズのメンバーとして活躍し、解散後はソロとして活動。2001年に肺癌と脳腫瘍のため死去。

特徴的なスライドギターの名手で、2011年版の「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」で第11位。

1988年ビートルズのメンバーとして、2004年には個人としてロックの殿堂入りを果たしています。

ザ・ビートルズ時代の代表曲

ビートルズ時代のジョージ・ハリスンの作品は、1作のアルバムにつき2曲しか発表できなかったため「タックスマン」「アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー」「嘘つき女」「恋をするなら」など20曲程度しか残せていません。
但し、後期になると「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」「サムシング」「ヒア・カムズ・ザ・サン」などの美しく完成度の高い曲を発表しています。

George Harrison & Eric Clapton - While My Guitar Gently Weeps

The Concert for Bangladesh (1971) #ClassicRockVideosCnMartaVazquez
ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス (While My Guitar Gently Weeps) は、1968年に発表されたザ・ビートルズのアルバム『ザ・ビートルズ』(通称『ホワイト・アルバム』) に収録されています。

映像は、ザ・ビートルズ解散後のバングラデシュ・コンサートからですが、ここでリードビターを弾いているのが若かりし頃のエリック・クラプトンですね。
で、そのエリック・クラプトンはザ・ビートルズのアルバムでもゲスト参加して弾いていました。

オール・シングス・マスト・パス

オール・シングス・マスト・パス - All Thing...

オール・シングス・マスト・パス - All Things Must Pass

ザ・ビートルズ時代は、圧倒的な存在感を放つジョン・レノンとポール・マッカートニーの陰に隠れて、あまり目立たない存在だったジョージ・ハリスンですが、解散後早々にソロ活動を開始し、ザ・ビートルズのメンバーの中で最も高い評価を受けました。

それが実質的な初のソロ・アルバムであり、歴史的な名盤ともいわれる『オール・シングス・マスト・パス』です。

ジョージ・ハリスンの妻であったオリヴィア・ハリスンさんは、『オール・シングス・マスト・パス』のことをこのように語っています。
『オール・シングス・マスト・パス』の収録曲の多くを、ジョージはバンドが解散する前に書いていたの。彼自身が何度も語っている話だけど、曲のストックがかなりたまっていたので、自分を表現する準備は出来ていた、と。『ワンダーウォール』と『エレクトロニック・サウンド』が作られたのは、まだビートルズがレコーディングを行っていた頃だから、『オール・シングス・マスト・パス』が実質、ジョージの初めてのソロだったわけね。今も色あせることないクラシック・アルバムだと思うし、ジョージ自身、とても誇りに感じていたと思うわ。たとえ本人はそう認めなかったとしても。私のフェイバレット・ソングも収められている。ここでのエリックのプレイは本当に美しいし、参加ミュージシャンの演奏も本当に素晴らしい。デレック&ザ・ドミノスも全員、他にも素晴らしいメンバーが演奏してくれている…そういうことを考えると、歴史的な1枚だったと言えるわね。
このアルバム『オール・シングス・マスト・パス』からは、LPレコードで3枚組という大作でしたが、全英・全米ともに第1位を記録しました。

また、「マイ・スウィート・ロード」(My Sweet Lord)がシングル・カットされ、アメリカの『ビルボード』、『キャッシュボックス』ともに4週連続第1位を獲得しミリオン・セラーとなりました。
イギリスでは1971年度の年間チャートの1位にもなっています。

George Harrison-My Sweet Lord

Copyright Disclaimer Under Section 107 of the Copyright Act 1976, allowance is made for "fair use" for purposes such as criticism, comment, news reporting, t...
オリヴィア・ハリスンも語っておられるように、このアルバム『オール・シングス・マスト・パス』にはエリック・クラプトンをはじめとしてデレック&ザ・ドミノスが参加しています。

デレック&ザ・ドミノス

いとしのレイラ

いとしのレイラ

デレク・アンド・ザ・ドミノス(Derek and the Dominos)は、エリック・クラプトンが在籍したアメリカのロックバンドです。
アメリカ南部のブルースロックやサザンロックに強い影響を受けたエリック・クラプトンは、デラニー&ボニー&フレンズからボビー・ウィットロックとカール・レイドル、ジム・ゴードンを引き抜いて1970年に結成しました。
そして、1970年11月にアルバム『いとしのレイラ 』を発表します。

実は、このレイラとはジョージ・ハリスンの当時の奥さんパティ・ボイドです。

名曲「いとしのレイラ」のモデル、パティ・ボイド

パティ・ボイド

パティ・ボイド

パトリシア・アン・ボイド(Patricia Anne Boyd)1944年3月17日生まれ。
イギリスのモデル、写真家として活躍。

ジョージ・ハリスンの「サムシング」、「フォー・ユー・ブルー」やエリック・クラプトンの「いとしのレイラ」、「ワンダフル・トゥナイト」、「ベル・ボトム・ブルース」などの曲にインスピレーションを与えたといわれています。

しかし、今見ても、なんともキュートですね。
ジョージ・ハリスンやエリック・クラプトンが一目惚れするのもわかるような気がしますが、他にもザ・ビートルズのジョン・レノン、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーも魅かれていたそうですよ。
41 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

60年代から70年代に異彩を放ったフィル・スペクターのウォール・オブ・サウンド

60年代から70年代に異彩を放ったフィル・スペクターのウォール・オブ・サウンド

フィル・スペクターといえばウォール・オブ・サウンドと呼ばれる独特のサウンドを作り上げたことで知られています。その特徴的なサウンドは、多くのミュージシャンを虜にし、フィル・スペクターはビートルズからパンク・バンドまで幅広くプロデュースを手掛けた今や伝説のプロデューサーです!
obladioblada | 3,062 view
70年代後半に、日本武道館を世界に知らしめた名作ライブ・アルバムがこれだ!

70年代後半に、日本武道館を世界に知らしめた名作ライブ・アルバムがこれだ!

日本武道館で最初にコンサートを行ったのは、あのザ・ビートルズです。それ以来国内外の多くのミュージシャンがこの場所でコンサートを行ってきました。今では日本武道館はロック・コンサートの聖地とさえ言われるようになっていますが、その存在を世界に知らしめることになったライブ・アルバムをご紹介します。
obladioblada | 5,085 view
ロック史上初の大規模なチャリティー・コンサートを知ってますか?それはバングラディシュ・コンサートです!

ロック史上初の大規模なチャリティー・コンサートを知ってますか?それはバングラディシュ・コンサートです!

1971年8月1日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでジョージ・ハリスンが企画したロック史上初めての大規模なチャリティーコンサートがバングラデシュ・コンサートです。コンサートは大成功を収め、これ以降に行われたライブエイドなどといったチャリティーコンサートに大きな影響を与えています。そして何よりも映画化及びレコード化されたことでジョージ・ハリスンは勿論のこと、エリック・クラプトンやボブ・ディランといった今やレジェンドとなった出演者たちの若かりし頃の演奏が見れることは大きな喜びです!しかし、当時の舞台裏は大変だったみたいですよ。
obladioblada | 1,047 view
生涯わずか2回のツアーしか行わなかったジョージ・ハリスン

生涯わずか2回のツアーしか行わなかったジョージ・ハリスン

ツアー嫌いの名にふさわしく、これだけ知名度もヒット曲があるにもかかわらず、ほとんどツアーに出ることのなかったジョージ・ハリスン。最後のツアーとなったのはここ日本。世界中が羨ましがったことでしょう。
obladioblada | 3,070 view
映画「EIGHT DAYS A WEEK」公開!ザ・ビートルズのライブを体感しよう!

映画「EIGHT DAYS A WEEK」公開!ザ・ビートルズのライブを体感しよう!

9月22日から、ザ・ビートルズの公式ライヴ・ドキュメンタリー映画が遂に全国ロードショー!この機会に、ライヴ・バンドとしてのThe Beatlesの魅力を味わってみませんか?映画だけでなく、当時のライヴの模様を伝えてくれるレコードやCD、動画、DVD、なども併せてご紹介します。
Gaffa | 1,953 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト