ビートルズがカバーした曲は意外に多い!オリジナルと聞き比べてみました。
2018年6月4日 更新

ビートルズがカバーした曲は意外に多い!オリジナルと聞き比べてみました。

世界いたるところで、それこそ星の数ほどビートルズの楽曲はカバーされていることでしょう。しかし、そのビートルズもまた多くの曲をカバーし公式に残しています。それにしても余りにカバーが上手すぎてオリジナルかと思ってしまうほどです。

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The Beatles - Long Tall Sally

う~ん、やっぱりスタイリッシュですねぇ。天性のものとしか言いようがありません。

Help!

5枚目のアルバム「4人はアイドル」にはカバー曲は2曲。「アクト・ナチュラリー」と「ディジー・ミス・リジー」です。
4人はアイドル

4人はアイドル

アナログA面
1.ヘルプ!
2.ザ・ナイト・ビフォア
3.悲しみはぶっとばせ
4.アイ・ニード・ユー
5.アナザー・ガール
6.恋のアドバイス
7.涙の乗車券

アナログB面
1.アクト・ナチュラリー ※バック・オーウェンズとバッカルーズのカヴァー。
2.イッツ・オンリー・ラヴ
3.ユー・ライク・ミー・トゥ・マッチ
4.テル・ミー・ホワット・ユー・シー
5.夢の人
6.イエスタデイ
7.ディジー・ミス・リジー ※ラリー・ウィリアムズのカヴァー。
「ディジー・ミス・リジー 」はラリー・ウィリアムズの作品で1958年2月にリリースされています。

Dizzy Miss Lizzy by Larry Williams (1958)

カッコイイですね。ビートルズは実にいい曲を見つけてきています。そしてやっぱり洗礼されたカバーとなっています。

The Beatles - Dizzy Miss Lizzy

これ以降はカバー曲をオリジナル・アルバムに収めることはなくなり、最後のアルバム「レット・イット・ビー」に「Traditional Arr. Lennon - McCartney - Harrison - Starkey」と記載されている「マギー・メイ 」が唯一の例外となります。
一部の例外はあるものの総じてセールス的に振るわなかった曲やマニアックな曲ばかりを好んでカバーしている。それとカバー時代最終期の1965年頃に、彼らが好んでLarry Wiliamsをカバーしているのも興味深い。
LarryはJohn Lennonと同じ1980年に亡くなっているのだけど、死因はこれまた射殺だった。
レット・イット・ビー

レット・イット・ビー

アナログA面
1.トゥ・オブ・アス
2.ディグ・ア・ポニー
3.アクロス・ザ・ユニヴァース
4.アイ・ミー・マイン
5.ディグ・イット
6.レット・イット・ビー
7.マギー・メイ  ※Traditional Arr. Lennon - McCartney - Harrison - Starkey

アナログB面
1.アイヴ・ガッタ・フィーリング
2.ワン・アフター・909
3.ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
4.フォー・ユー・ブルー
5.ゲット・バック
ビートルズがカバーした曲はセールス的に振るわなかった、どちらかと言えばマニアックな曲が多くを占めています。

では最後にビートルズが現役中に公式に発表したカバー曲を記しておきます。アルバムだけでなく、シングルや、EP盤にのみ収録されたカバー曲もあります。

Arthur Alexander – Anna (Go to Him)
The Cookies – Chains (Carole King)
The Shirelles – Boys
The Shirelles – Baby It’s You
Julie London – A Taste Of Honey
The Isley Brothers – Twist And Shout
Barbara Cook & Robert Preston – Till There Was You (Original Broadway Cast ”Music Man”)
The Donays – Devil In His Heart
The Marvelettes – Please Mr. Postman
Chuck Berry – Roll Over Beethoven
Smokey Robinson & The Miracles – You’ve Really Got A Hold On Me
Barrett Strong – Money, That’s What I Want
Chuck berry – Rock And Roll Music
Dr. Feelgood & The Interns – Mr. Moonlight
Little Richard – Kansas City-Hey-Hey-Hey-Hey
Buddy Holly – Words Of Love
Carl Perkins – Honey Don’t
Carl Perkins – Everybody’s Trying To Be My Baby
Buck Owens – Act Naturally
Larry Williams – Dizzy, Miss Lizzy
Little Richard – Long Tall Sally
Larry Williams – Slow Down
Carl Perkins – Matchbox
Larry Williams – Bad Boy
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