当初は10回程度の連載を終了する予定であった。しかし、人気が出て80回の長期連載となり、「同棲」は流行語にもなり社会現象ともなった。
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今日子が次郎の子どもを妊娠した――。とうとう来てしまったその日。どうしていいかわからず戸惑う次郎は、病院の帰り、今日子とはぐれてしまう。一人、橋のたもとで今日子を待ち続ける次郎。その頃今日子は、とほうもなく重い心を抱いて、たったひとりで街をさまよっていた。
今日子が次郎の子どもを妊娠
次郎に内緒で子どもを堕胎した今日子。心がぼろぼろになった今日子は自殺未遂を図り、そのショックで精神に異常をきたしてしまった。次郎と今日子を包み込む絶望。
中絶、自殺未遂
体調がすぐれず病院へ行った今日子は、医師から残酷な診断結果を告げられる。前の堕胎が原因で起きた、不妊症…。
堕胎が原因で起きた、不妊症
鳥取の実家に帰省した今日子にもはや東京へ戻る気はなく、ある日、次郎の下へ別離を告げる電話をかける。いてもたってもいられなくなった次郎は、仕事を投げ出して鳥取に向かう。寒空の下、公園で話し合う二人だが、今日子の決意は固く…。二人の同棲生活はこのまま破局を迎えてしまうのか?
二人の同棲生活は破局
内田春菊の漫画作品『南くんの恋人』 「ちよみ」の死という残酷であっけない幕切れのバッドエンド。
内田春菊の漫画作品『南くんの恋人』(「月刊漫画ガロ」1986年10月号 - 1987年6月号)
高校生の南くんとちよみが繰り広げる、少し甘く、ちょっぴり切ないラブ・ストーリー。漫画史上燦然と輝き続ける青春恋愛ドラマ
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最終話は南くんとちよみが温泉旅行に出かけるが、旅行の帰り際に転落事故に遭い、南くんはかすり傷で済んだものの、ポケットの中にいたちよみが死亡してしまう残酷であっけないものだった。
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エピソードとして、ドラマ版を知った後に原作漫画を読み、残酷な結末に衝撃を受けた視聴者が続出した逸話がある。これに関して内田自身の「ちよみは本来存在すべきでない」という持論に対しても賛否両論があり、内田に対しても批判があった。