高校球児として活躍した有名人たち【俳優編】
2017年8月23日 更新

高校球児として活躍した有名人たち【俳優編】

名門高校の野球部で活躍し、将来を嘱望されながらも、不運にも怪我が原因で、あるいは、夢があるからと野球の道から退き、俳優という、また一味違ったイバラの道へと歩を進めたかつての高校球児を、本稿では何人か紹介していきます。

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伊藤毅⇒桐生第一高校(群馬)

ドラマ『SPEC』などに出演歴のある俳優・伊藤毅。彼は高校時代、群馬の名門校で、1999年・夏には全国制覇も果たしている、桐生第一高校のエースピッチャーとして君臨。
3年次となる2003年夏の甲子園大会には、背番号「1」をつけて出場。130キロ台後半のストレートとキレの良いスライダーを武器に躍動し、桐生第一をベスト4へ導きました。

野球を辞めてからは俳優となり、映画『ラストゲーム 最後の早慶戦』では早大のエース・岡本英二役、同じく映画で、新垣結衣主演作の『フレフレ少女』でも野球部員役と、個性を活かした役どころを演じています。
伊藤毅

伊藤毅

所属事務所ホームページより
伊藤毅(高校球児時代)

伊藤毅(高校球児時代)

美木良介⇒岡山東商業高校(岡山)

「ロングブレスダイエット」で一世を風靡した美木良介。彼は、連続テレビ小説『心はいつもラムネ色』(1984年)、大河ドラマ『武田信玄』(1988年)などへも出演した俳優としても知られています。

そんな美木の出身高校は、甲子園の常連校として名高い、岡山東商業高校。同校で美木は、三塁手として活躍。1975年夏の甲子園には、レギュラーメンバーとして出場を果たしています。
美木良介(現在)

美木良介(現在)

ロングブレスダイエット公式サイトより
ちなみに、高校卒業後、進学した法政大学でも硬式野球部に所属。昭和の怪物・江川卓の2年後輩として活躍し、西武ライオンズからオファーがあったものの、肘の故障を理由にプロの道を断念しています。

八名信夫⇒岡山東商業高校(岡山)

美木の高校における大先輩にあたるのが、悪役紹介の八名信夫です。子供の頃、太平洋戦争経験した八名は、終戦後に連合国軍の兵士がキャッチボールしている姿を見て、野球を始めます。岡山東商業に進学後は、投手陣の柱として躍動。しかし、夏の甲子園出場は叶いませんでした。

その後、明治大学⇒プロ野球・東映フライヤーズと、選手として順調にステップを踏んでいた八名でしたが、近鉄との試合中に腰を骨折し、わずか23歳で引退。その際、球団のオーナーから「長嶋茂雄や王貞治に打たれるより、高倉健に撃たれて来い」と言われ、俳優を志したのは、あまりにも有名です。
八名信夫

八名信夫

悪役商会公式サイトより
フライヤーズの頃

フライヤーズの頃

八名信夫の うまいもん紀行 より

野久保直樹⇒興誠高校

元・ヘキサゴンファミリーであり、羞恥心のメンバーだった野久保直樹。彼は、2学年先輩に小田智之(元・北海道日本ハムファイターズ)や林昌樹(元・広島東洋カープ)も在籍していた興誠高校で、3年次にキャプテンとして活躍。中日ドラゴンズのドラフト候補リストにも名前が挙がっていましたが、本人は芸能界への憧れが強かったため、高校卒業と同時に、スッパリと野球を辞めてしまいます。
野久保 直樹

野久保 直樹

野久保 直樹 twitterプロフィールより

上地雄輔⇒横浜高校

上地雄輔は、6歳から野球を始め、中学生だった91年・94年に、全日本選抜のメンバーとして世界大会にも出場している筋金入りの野球エリート。高校進学にあたってはなんと、計38校からのスカウトを受けていたというから、もはや、プロに行かなかったのが不思議なレベルです。
上地雄輔(現在)

上地雄輔(現在)

上地は当初、茨城の甲子園常連校・常総学院高校への進学に心が傾いていました。しかし、彼は中学3年生の夏に見た、当時横浜高校1年生・丹波慎也の投球に心奪われます。「この人の球を受けてみたい」。そう決意し、スカウトを受けていた中でも、早い段階で候補から外していたはずの横浜高校への進学を決意し、周囲を驚かせたのでした。
上地雄輔(高校球児時代)

上地雄輔(高校球児時代)

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