MSX後期、ゲームメーカーとして気を吐いたマイクロキャビン!提供するゲームには心躍る秀麗なBGM(FM音源+PSG)が用意されました。
2017年10月29日 更新

MSX後期、ゲームメーカーとして気を吐いたマイクロキャビン!提供するゲームには心躍る秀麗なBGM(FM音源+PSG)が用意されました。

MSXユーザーには隆盛を誇ったMSX→MSX2時代のユーザーと、先細って行ったMSX2+→MSXturboR時代のユーザーがいますが、後者の時代にMSXユーザー向けにゲームソフトを提供し続けてくれた会社といえば、コナミとともにマイクロキャビンの名があげられます。なかでもMSXのFM音源を最大限に活かした秀麗なBGMを作り続けたマイクロキャビンを忘れる訳にはいきません。

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新田忠弘、笹井りゅうじ編曲(作曲は植松伸夫)

'FINAL FANTASY' (1989), MSX

XakシリーズのスピンオフとしてMSXオリジナルでリリースされたFRAY(1991)

ミュージック・新田忠弘、PSG版編曲・笹井りゅうじ

FRAY

FRAY

MSX版はMSX turboRの本体と併せて発売され、MSX turboR専用版とMSX2版がある。秀逸なサウンドと、turboR版ではフレイがサンプリングされた声でしゃべることが話題になった。MSX turboR専用版とMSX2版ではオープニング・エンディング共に異なっている。後にPC-9800シリーズ(PC-88VAでも動作可能)にも移植された。PC-9800シリーズでも、サンプリングされた声でフレイがしゃべり、オープニング・エンディングは先行するMSX版2種類を合成した形態となっている。
また、表現にインパクトのある魔法攻撃も特徴である。これにより、フレイは『サークシリーズにおける最強のキャラ』と揶揄されることもあった。この特徴は、シリーズ完結編『サークIII』でも再登場している。

[MSX tR] Fray in Magical Adventure - Playthrough

この「Xakシリーズ」外伝にあたるFRAYは、MSXの最終機MSXturboR向けにリリースされました。
当時、truboRユーザーだった筆者は、なぜかこのゲームをMSXマガジンの読者プレゼントでゲットした思い出があります。

独特な世界観で注目を集めたサーバーパンクRPG「幻影都市」(1991)

音楽担当:新田忠弘、福田康文、瓜田幸治

幻影都市

幻影都市

『幻影都市 ILLUSION CITY』は、1991年12月にマイクロキャビンからパソコンゲームとして発売され、後にコンシューマーゲームにも移植された「サイバーパンク超伝奇RPG」。

[BGM] [MSXturboR] [MSX-MUSIC] 幻影都市 - ILLUSION CITY [illusion city]

従来RPGの王道だったファンタジーと異なり、サイバーパンンク路線で挑んだ「幻影都市」。

その独特な世界観を演出出来たのもまた、マイクロキャビンのBGMあってのものだったと思います。

マイクロキャビンに在籍していた音楽クリエイターのその後

当時、美麗なBGMを生み出していたクリエイターたちのその後についてWikipediaから引用します。

新田忠弘

現在は新田みかんの名でミュージシャンとして活躍中。

11 風雪流れ旅 新田みかん(尺八) LIVE

笹井りゅうじ

1991年、フリーとしてゲーム音楽に携わっている中、クリスタルソフトの元スタッフである藤岡千尋に誘われスクウェア(現:スクウェア・エニックス)に入社。スクウェア大阪開発部に所属し、『ルドラの秘宝』や『ブシドーブレード弐』等の音楽を担当する。
1997年、アクションに加入。
1998年、アクション解散。スクウェアを退社。
以降は様々なバンドにベースとして参加した他、名前を出さず、アダルトゲーム、パチンコ、バンド等の作曲や編曲を手掛けた。
2011年、『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』の作曲・編曲を伊藤賢治と共に担当。
2015年、『ドラゴンシンカー 竜沈めの末裔』の作曲を担当。
2016年、『マギアコネクト』、『フェアリーエレメンツ』の作曲を担当。
2016年現在、フリーとして活動。また、自身が過去に音楽を担当した作品のアレンジ曲や新曲を制作し、知人がニコニコ動画に投稿を行っている。
好きなアーティストにエクストリーム、ジューダス・プリースト、レッド・ホット・チリ・ペッパーズを挙げる。
バンド時代からギターも演奏しており、『ファイナルファンタジーUSA ミスティック クエスト サウンドコレクションズ』等に収録されているアレンジ曲は自分でギターを演奏している。

瓜田幸治

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