ピートよ安らかに!80~90年代を彩った“ハイエナジーバンド” デッド・オア・アライヴの軌跡
2016年11月14日 更新

ピートよ安らかに!80~90年代を彩った“ハイエナジーバンド” デッド・オア・アライヴの軌跡

信じられませんでした…あまりにも突然だったピート・バーンズの訃報。思うトコロは色々ありますが、まずは日本でも絶大な人気を得ていた彼らのことをしっかり振り返りたいと思います。

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International Chrysis - Rebel Rebel

1994年、Dr.のスティーブ・コイと共に古巣のPWLレーベルから「International Chrsis」名義でリリースしたシングルは、ご存知デビット・ボウイのカバー曲。

それにしてもこのMV、最高傑作だと思います。パンクでアバンギャルドで最高にヒップで、ピートのやんちゃ娘(娘?)なトコロがフル発揮されてます。

PETE BURNS AND GLAM - SEXDRIVE - LIVE IN ITALY 1994

イタリアのテクノユニット・GLAMにはシングル曲を提供。のちにセルフカバーを「Nukleopatra」に収録しています。

曲もカッコイイけどピートさん美しすぎる…
2000年代に入ってからは配信限定でリリースされたペット・ショップ・ボーイズのシングルに参加したり、2010年には完全なソロ作品「Never Marry an Icon」のリリースもありました。

そして

7thアルバム「FRAGILE」が最後のオリジナルアル...

7thアルバム「FRAGILE」が最後のオリジナルアルバムとなってしまいました…

2016年10月23日、心不全によりピート・バーンズ急逝。享年57歳。

2006年には美容整形の施術ミスに苦しみ、2009年には腎臓結石で緊急入院。整形箇所や全身に施していたタトゥーにはポリアクリルアミドを注入していたということですが、これらが死因と関係しているのかは今のところ明らかにされていません。
カルチャー・クラブのボーイ・ジョージは、「ピート・バーンズの訃報に涙が溢れる。彼は、素晴らしくエキセントリックで、僕の人生で大きな部分を占めていた」と、(中略)追悼の言葉を寄せている。
あの面白かった2人の舌戦がもう更新されないのは寂しいですが、ピートの在りし日の姿や彼の創った音楽はこれからも人々の心に残り続けます。

天国でも思う存分オシャレして、歌って、踊っていて欲しいと思います。
46 件

思い出を語ろう

     
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  • つな 2020/1/22 07:38

    つい一週間位前にピート含めDead or Aliveを知ったものです。片っ端から彼らの事を調べまくって動画サイト等で彼らの思いを拝見した結果、こんなにも人一人の人生は重いものなのだなあと、複雑な点と線が交錯している事を何も知りませんでした。ピートは57歳と言う若さで亡くなりましたが、これは決して悲しい別れでは無いことを心から信じたいです。なぜならまた、私のような若く新しい世代がDead or Aliveを見つけてくれるからです。耳と目、体で聴いて、彼らの想いを汲み取る事が出来たなら、きっと天国のピートやスティーブにも伝わると思います。

    青ざめた月 2019/11/10 01:36

    どうしても傷ましい感じから逃れられない。
    美しい顔や姿にとらわれているのは彼だけじゃないしそれは罪じゃない。
    富も名声も彼を幸せにはしてくれず、心の魔に駆られて突っ走って行って破滅してしまった。
    周囲の誰も彼を助けてはくれなかったし、1人また1人と彼のもとを去って行った。
    死ぬとき彼は何を見ていたのかな。
    日本の輝くような舞台?
    スポットライトの中心にいた自分?
    元妻でもなくましてやファンでもなく、母でもなく、夜の闇だけ。
    そうだったらつらいな。

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