普通の女の子から一躍人気アイドルに!?　川原由美子傑作集『２５時のシンデレラ』

とにかく！どこでもいるような“可愛くて素朴な”女の子の瑞々しい心情が細やかに描かれていて切真純が芸能界に入ったことで、周りの反応の急激な変化に、戸惑う様子に切なくなる。
もし自分だったら（ありえないけど）、きっと同じような心境になるだろうな、と。
そして俺様な年上男性との距離感が微妙につかずはなれずの関係なのが最近のイチャラブ恋愛漫画が多い昨今、これはこれで美味しい気がいたしました。はい。
歌は下手だし、本人にもプロとしての自覚もない。そんな真純が、芸能界の荒波に揉まれながら、周りの人に踊らされるだけの人形ではなく、自分の意志で歌いはじめるようと小さな決意をするまでの物語が泣かせます。"(/へ＼*)"))

他のファン感想

@crescent7 もしかして川原由美子さんの！？私、川原由美子さんの描く絵が好きで、前略ミルクハウスとか、ソルジャーボーイとか色々持ってます！２５時のシンデレラは何回も読み返していますよ！
— 青い流星★≪≪≪5/22Perfume名古屋トゥワー (@honest_blue) May 2, 2012

恋愛に一番縁遠いと言われたリーダー夏菜子だけど、案外最初に恋愛してしかも正直に自分から言い出しそうな気がする。「25時のシンデレラ」（1981年、川原由美子）のクライマックスシーンが夏菜子で脳内再生される。 pic.twitter.com/3VlJCJBZno
— ザビ太 (@xavita) February 5, 2016

川原由美子傑作集25時のシンデレラ 1巻 >> うわぁー！懐かしい！！読友さんが川原せんせの作品読んでるな～(^^)とポチっとしてたらここに行きついて。や、懐かしすぎてしばしフリー →https://t.co/l4iGiLwE0o #bookmeter
— yukiyuki (@snowdrop94) November 19, 2015

「音楽マンガ道」はまだまだ続く。川原由美子「25時のシンデレラ」（1981年）。川原さんらしいこまやかな心情描写のアイドル漫画。 http://t.co/pZPWMqfUiR
— 松永良平Ryohei Matsunaga (@emuaarubeeque) May 17, 2014

最後に…

ピンクレディーや松田聖子などといった“歌いやすさ”をメインに置いたアイドル歌手が台頭を現すころの風潮が、「普通の女の子」から「人気アイドル」へ！という設定からうかがえます。
設定が一歩先いっているな、と思うのはこの頃（1980年代）のアイドルといえば、山口百恵など貧しさや家にお金を入れるために止む得なく……といった事情が多かったんではないでしょうか。