キャッチコピーインパクトなら間違いなくトップクラスの国産メーカー!「低価格」も売りだった!?スズキの迷車たち~メーカー別マニアック名車  スズキ編
2017年1月26日 更新

キャッチコピーインパクトなら間違いなくトップクラスの国産メーカー!「低価格」も売りだった!?スズキの迷車たち~メーカー別マニアック名車 スズキ編

長年、日本の自動車界を支えてきた国産メーカーのマニアックな名車を「マツド・デラックス」が選りすぐってお送りするわよ!今回は日産、三菱、マツダ、いすゞ、ダイハツ、ホンダに続きスズキよ!地味なメーカーに見えるけど個性は豊かよ!さあ、今回も皆さん楽しんで頂戴ね!

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「アルト47万円!」 値段を表記したキャッチコピーが斬新だった! アルト(初代)

1979年から現在までスズキの軽自動車の中心として販売されている「アルト」だけど、その中でも衝撃的だった初代アルトを紹介するわ。
初代 アルト

初代 アルト

このシンプルさは他社に衝撃を与えたわ!
この車に関しては賛否両論あると思うの。キャッチコピーであった「アルト47万円」は驚愕だったわね。でもスズキでは45万円が目標価格だったと言うからもっと驚いたわ。
アルト 47万円

アルト 47万円

当時は60万円台の軽自動車界には衝撃が走ったわ。
商用車としての扱いもあって、税金関係のコストダウンも手伝い営業車、公用車、そして地方のセカンドカー等にも重用され販売台数が伸びたのよね。
アルト パトカー

アルト パトカー

この時代はミニパトはアルトがやっぱり多かったのかしら?
でも「47万円」の内容は結構シビアよ。装備はヒーターのみでその他はすべてオプションなのよ。だから47万円で乗る個人オーナーがどれぐらいいたのか私としては知りたいわ。エンジンは当初コストをかけずに搭載出来た水冷3気筒2ストローク の550ccから4ストロークを追加する形になったの。
アルト 内装

アルト 内装

本当に何もないのよ。
当時のライバルはダイハツの「フェロー」や三菱の「ミニカ」スバルの「レックス」等に先制攻撃を加えた感があってアルトの成功を見て慌てて商用車タイプを追加するメーカーもあったのよ。
ダイハツ フェロー マックス クオーレ

ダイハツ フェロー マックス クオーレ

このあとダイハツはあわててミラを発売するのよね。
三菱 ミニカ

三菱 ミニカ

この時代のミニカはあたしは意外と好きなの。
スバル レックス

スバル レックス

スバル360、R2に続いたレックスがアルトの登場によって大きく変わるきっかけにもなったわ。
80年代になって激化する軽自動車戦争の序曲だったのかもしれないけど軽自動車の歴史を動かした車だったことは間違いないわね。でも台数が当時多すぎたのと商用車だったこともあってかえって現在残存する数は少ないわね。そうそう「アルト」の車名はイタリア語で「優れた」と言う意味らしいの。企業努力が生んだ1台だったのかも知れないわね。

「金はないけどマイティーボーイ!」 チープ路線を貫いたスズキの戦略! マイティーボーイ

1983年に販売された「マイティボーイ」は「ピックアップトラック」と言う独特なデザインを要し、若者の心を一気につかもうと「アルト」より低価格の「45万円」と言う値段で発売したの。
マイティボーイ

マイティボーイ

2人乗りの軽ピックアップと言う斬新なコンセプトだったわ。
2代目セルボをベースにして荷台をわざと短くして、運転席等のスペースを広く確保すると言う荒業に出たのよ。確かに、他社に同様なタイプの車種は無かったし元々セダン(クーペ)タイプのデザインをトラックにしてしまう発送は中々当時の国産メーカーには無い発想だったわ。
2代目 セルボ

2代目 セルボ

マイティボーイのベース車両となったセルボも人気あったわよね。
そして、あのCMよ!ホンダ「シティ」のCMを意識したかのような「車」+「音楽」+「アーティスト」のCMよね。「シティ」は「マッドネス」の「シティ・イン・シティ」とあの独特なダンスは本当に印象が強かったわ。
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  • シュンぺー 2020/10/7 23:24

    アルト47に対抗したスバルレックスがファミリーレックス48万円
    どうしても一万円の差が詰められなかったのかな

    I.O 2020/6/18 18:37

    スズキを代表する車は、昔はアルトで今はワゴンRで、軽だけじゃ無く小型リッターカーも有り、スズキのリッターカーがカルタスでした。カルタスの広告には西部警察で人気の舘ひろしさんが起用され、特別仕様車・タチバージョンも有りました。

    ヒラタツ 2020/5/26 15:14

    こんにちは。オレタチカルタス(AA43S)に乗ってたので懐かしいですね!
    しかしマッチのマーチに先を越されていたか!?舘ひろし起用でもマートほど売れてなかった気がします。
    カルタスは燃費が良く装備も必要充分で動力性能も3速ATの割によかったです。600kgの軽量が幸いした(別名「軽タス」でしょ!?(爆寒))ただ中古購入後一年半で御袋が事故って廃車に…結構凹んだので鉄板薄いかもしれません(代替で買ったエスクードも高速で安定せずスズキ車不信に陥り、結局スバリストへ転向した)。

    フロンテ 2020/2/5 09:42

    アルトパトカーではなく、正しくはフロンテパトカーだろ。
    この時代、4ドアモデルはフロンテと言った。

    ヒデくん 2019/9/25 20:36

    カルタスの1.3 GT-1 はツインカムのNAでターボではなく、ターボがあったのは1Lの3気筒モデルでしたよ ・・・

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