2016年2月7日。イナリワンは、繋養されていた北海道のあるぷすペンションで
老衰のため32歳でその生涯を閉じた。
平成三強の中でいちばんの長生きだった。
ペンションでは、現役時代の気性の激しさはどこへやら、年下馬の面倒をよく見る
穏やかで優しい性格だったという。
老衰のため32歳でその生涯を閉じた。
平成三強の中でいちばんの長生きだった。
ペンションでは、現役時代の気性の激しさはどこへやら、年下馬の面倒をよく見る
穏やかで優しい性格だったという。
柴田政人調教師(騎手時代に有馬記念で勝利)「32歳なら大往生だろう。440、450キロ台の小さい馬だったが、またがるとすごく大きく感じさせた。初めてのレースだった毎日王冠は、脚を計る競馬をしたが、いい競馬をしてくれた。オグリ(キャップ)には負けてしまったけどね。有馬記念は自分にとって一世一代の競馬。年度代表馬もかかっていたし、絶対負けたくないと思って追ったよ。次の年のオグリも秋の天皇賞、ジャパンCと同じ着順からの有馬記念での復活だったことを思い出すね。とにかく乗り味のいい馬だったし、根性がすごかった。オグリも(スーパー)クリークも先に死んでしまったけど、あの頃はすごくいい思い出として残っている。どうか安らかに眠ってほしいね」
イナリワンの終の棲家となったあるぷすペンションに供花させて頂いたところ、ご丁寧にお電話を頂きました。イナリワンのお墓を建てるそうです。
— 馬・写・道 (@nabecci) February 8, 2016
もうイナリワンに会うことは叶いませんが、お近くにお寄りの際は墓参りにぜひ立ち寄ってみてください。 pic.twitter.com/ZYOXVB7e5m