自由へと向かい、常に全力で疾走し続ているレニー・クラヴィッツ
2017年1月19日 更新

自由へと向かい、常に全力で疾走し続ているレニー・クラヴィッツ

自身のヒット曲「自由への疾走」そのままに、1989年のデビューから今日まで走り続けているレニー・クラヴィッツ。90年代に発表した1960〜1970年代の音楽を強く意識した音作りの楽曲群は今聴いても全く古びていません。そんなレニー・クラヴィッツのデビューから1998年までをご紹介します。

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この頃のレニー・クラヴィッツといえば、1960〜1970年代の音楽からの影響ということが取りざたされていますが、その当時の音を追求するあまりアナログ機材にこだわり、コレクターといえる程の質と量のヴィンテージ機材を所有していることで知られています。

Circus

「ストレートなギター・アルバムを作る」ということで、オーバー・ダビングを最小限に抑え、ホーン・セクションも使わない音作りをした結果、それまでと比べ地味なアルバムとなった4枚目のスタジオ・アルバム「サーカス」です。

それでも全米で初のトップ10入りとなり、日本でもオリコンで1位になっています。
サーカス

サーカス

1995年リリース

【収録曲】
1. ロックンロール・イズ・デッド
2. サーカス
3. 七番目の空の向こうに
4. トンネル・ヴィジョン
5. 遥かな面影
6. マグダリーン
7. ゴッド・イズ・ラヴ
8. シン・アイス
9. ブリット
10. イン・マイ・ライフ・トゥデイ
このアルバムの最大の特長は、「とにかく、暗い!」
1曲目から、"Rock N' Roll is Dead"ですよ?
スター・ウォーズ風に言えば、「ダークサイドに魅かれたレニクラ」って感じです。

今までのアルバムと比較すると、ホーン系、ストリングス系、Key系のサウンドが、圧倒的に減っています。

Lenny Kravitz - Rock And Roll Is Dead

5

アルバムタイトルが示すとおりに90年代最後を飾るレニー・クラヴィッツ通算5枚目のアルバム「5」。
収録曲「フライ・アウェイ」でグラミー賞最優秀男性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞を獲得しています。
5

1998年リリース

【収録曲】
1. リブ
2. スーパー・ソウル・ファイター
3. アイ・ビロング・トゥ・ユー
4. ブラック・ベルベティーン
5. イフ・ユー・キャント・セイ・ノー
6. シンキング・オブ・ユー
7. テイク・タイム
8. フライ・アウェイ
9. イッツ・ユア・ライフ
10. ストレート・コールド・プレイヤー
11. リトル・ガール・アイズ
12. ユー・アー・マイ・フレイバー
13. キャント・ウイ・ファインド・ア・リーズン
14. ウィズアウト・ユー
この人は変幻自在で、どんな曲でも作れるんですね。初期の作品が好みの方からすると、期待するものが異なるのか、やや敬遠される傾向も無くは無いみたいですが。BESTに収められている曲も多く、非常にお勧めです。

Lenny Kravitz - I Belong To You

2000年代に入ってからもコンスタントに2~3年に一枚は新作をリリースし続けているレニー・クラヴィッツ。
現在のところ最新作である「ストラット」がリリースされたのが2014年ですから、そろそろ今年あたり新作が発表されるのではないでしょうか?!
とても楽しみです。
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