高校野球史に残る大逆転試合~平成3年夏~沖縄水産対大阪桐蔭
2016年11月25日 更新

高校野球史に残る大逆転試合~平成3年夏~沖縄水産対大阪桐蔭

高校野球史に残る大逆転試合をいくつか紹介しています。ここでは、平成3年夏の大会。沖縄水産対大阪桐蔭戦をとりあげます。当時春夏通じて優勝のなかった沖縄勢。2年続けて決勝に進出した沖縄水産高校に立ちはだかったのは創部4年目で甲子園初出場した大阪桐蔭高校。沖縄の悲願達成か?地元大阪代表の優勝か?満員の観衆の前で大熱戦が展開されます。

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未だ残る激闘のあと

未だ残る激闘のあと

沖縄水産の大野倫投手は決勝戦終了後、肘を疲労骨折した状態で全試合完投する事態だったと判明。それも「沖縄の悲願達成」故の事だったのですが、事態を重く見た高野連は、投手の肘や肩などに対してメディカルチェックを行うように義務付けたのです。大野投手は大学では外野手に転向するも実績を残し、1995年のドラフト5位で巨人に入団。この時「大野はピッチャーで行かせたかった」と栽監督は言っていたといわれ、2010年に取材を受けた際、大野さんは「これは僕と栽監督の信頼関係で成り立った話なので…」というコメントを残しています。
興南高校の春夏連覇を伝える号外

興南高校の春夏連覇を伝える号外

その後、1999年春の選抜大会で沖縄尚学高校が優勝。2010年に興南高校が春夏連覇。
沖縄の悲願は達成されたのです。
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