輝かしい天才少年!サッカーボーイ!
2016年11月25日 更新

輝かしい天才少年!サッカーボーイ!

尾花栗毛の輝かしい姿とスピード溢れる走りで見るものを魅了した 馬がいた。その名はサッカーボーイ、圧勝と不可解な惨敗もあった サッカーボーイの輝かしい戦歴をたどっていきたい。

2,291 view

貴公子の再来

サッカーボーイのデビュー戦は2歳の夏、そこを9馬身差で圧勝する。
2戦目は敗れたものの、3戦目は10馬身、4戦目のG1レースは8馬身と
規格外の走りで2歳チャンピオンに昇り詰める。その美しい栗毛姿から
人々はテンポイントの再来だとサッカーボーイを讃えた。

函館
 (1625682)

結果を出せない春

クラシックでは当然最有力候補となるはずだったサッカーボーイだったが
弥生賞を3着に敗れると、石を踏んで蹄が悪化する。皐月賞は回避し
ダービーのトライアルNHK杯を使うも敗退。続く日本ダービーも一番人気に支持されるが
15着惨敗と結果を出せずにいた。こうして春のクラシックは結果を出せずに終わってしまった。
【サッカーボーイ】が死亡 - 【サラブレッドセール(セリ市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com (1625676)

復活の夏と日本レコード

サッカーボーイは体制を立て直し、G3の中日スポーツ賞に出走する。
ここで同期の皐月賞馬ヤエノムテキを下し、復活を遂げると、続いて出走した
函館記念は先輩ダービー馬メリーナイスとシリウスシンボリに5馬身をつける
圧勝。1分57秒8の日本レコードを記録した。
未来に語り継ぎたい名馬 (1623043)

via prc.jp

今なお残る函館芝2000 レコード 今は洋芝に変わったので、よほどの事が無い限りは抜かれないだろう

G1制覇と引退

秋、サッカーボーイは天皇賞秋か菊花賞を目標としていたが、捻挫で両方とも
使えず、マイルチャンピオンシップに出走する。このレースを4馬身差で制覇すると
続くグランプリ有馬記念は同期のオグリキャップやスーパークリーク、現役最強馬のタマモクロスを相手に3着となる。
翌年も現役を続ける予定だったサッカーボーイだったが、脚部不安でレースを使えず
引退。種牡馬入りを果たす。
サッカーボーイ 88年マイルCS: TURF☆DUST (1623044)

種牡馬としての活躍

内国産馬不遇の時代において、サッカーボーイは活躍馬を多数輩出した。
G1レースを3勝したヒシミラクルや菊花賞馬ナリタトップロード、秋華賞馬ティコティコタック、長距離で活躍したアイポッパーなど、オグリキャップやスーパークリークに比べるとサッカーボーイの種牡馬成績は抜群であった。
代表産駒の一頭ナリタトップロード

代表産駒の一頭ナリタトップロード

ダートの長距離で活躍したキョウトシチー

ダートの長距離で活躍したキョウトシチー

産駒の特徴

29 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

昭和・平成の競馬ブームの立役者である競走馬たち

昭和・平成の競馬ブームの立役者である競走馬たち

1970年代に起こった第一次競馬ブームと1980年代に起こった第二次競馬ブームの立役者となった競走馬たちを集めてみました。
【逆三冠馬!?】ナリタブライアン三冠の裏の記録がすごかった!サムソンビッグ

【逆三冠馬!?】ナリタブライアン三冠の裏の記録がすごかった!サムソンビッグ

ナリタブライアンのクラシック三冠で盛り上がった1994年。実はその裏で、逆三冠馬(最下位の三冠馬)になれそうだった競走馬がいたことはあまり知られていません。皐月賞ブービー、ダービー最下位、菊花賞最下位。最低人気で重賞を勝ってしまったこともある競走馬。その馬こそサムソンビッグです。
izaiza347 | 788 view
【小さな逃亡者】この馬が出るとレースが面白くなる!人気の大逃げ馬!ツインターボ

【小さな逃亡者】この馬が出るとレースが面白くなる!人気の大逃げ馬!ツインターボ

レースを必ず面白くしてくれるのが大逃げ馬。10馬身以上も差がつくと、後半必ずバテるだろうと思いつつも、いつもハラハラドキドキしてしまうのが常です。その代表格がツインターボ。4コーナーで失速して惨敗はお約束。しかし、重賞を3勝した実績もあります。そんな個性的アイドルホースの足跡を振り返ります。
izaiza347 | 255 view
【JC優勝】去勢して才能が開花!騸馬として初めてGIを勝ったレガシーワールド

【JC優勝】去勢して才能が開花!騸馬として初めてGIを勝ったレガシーワールド

レガシーワールドは、騸馬(せんば)として初めてGIレースを勝った競走馬です。デビュー当初こそ勝てなかったものの、去勢してからは高い競走能力を発揮し、ついにはジャパンカップを勝利しました。同期で同厩のミホノブルボンがクラシック路線を進む中、独自路線で強さを見せたレガシー。そんな実力馬の足跡を振り返ります。
izaiza347 | 206 view
【東京5戦5勝】実は安定して強かったプレクラスニーと江田照男の名コンビ

【東京5戦5勝】実は安定して強かったプレクラスニーと江田照男の名コンビ

メジロマックイーンが降着した時の天皇賞馬、として語られることの多いプレクラスニー。実は、15戦7勝、2着3回、東京コース5戦5勝、GI、GII、GIII各1勝ずつと、安定感抜群の強い馬でした。江田照男が主戦騎手になってからは、特に力を発揮しています。そんな実力馬の足跡を振り返ります。
izaiza347 | 285 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト