70年代のダンス・シーンをリードした“ディスコ・クィーン”  ドナ・サマー!
2016年7月11日 更新

70年代のダンス・シーンをリードした“ディスコ・クィーン” ドナ・サマー!

ディスコ・ミュージックの第一人者として、ジョルジオ・モロダーのプロデュースのもと活躍し「ディスコ・クィーン」として、一世を風靡したドナ・サマー。その黄金期ともいえる70年代をご紹介します。

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前年に引き続きこの年も年に2枚のアルバムを発表しています。
これはかなりのハード・ワークだったことでしょう。
しかし、その甲斐あって本作からは、「I Feel Love 」が大ヒットしています。

【収録曲】
i I Remember Yesterday
2 Love's Unkind
3 Back In Love Again
4 I Remember Yesterday (Reprise)
5 Black Lady
6 Take Me
7 Can't We Just Sit Down (And Talk It Over)
8 I Feel Love

Donna Summer - I Feel Love (Live)

Music video by Donna Summer performing I Feel Love. (C) 1978 The Island Def Jam Music Group
ディスコ調のアルバムが3作続いて、カサブランカ4作目のこのアルバムは、
ミュージカル風の異色曲『アイ・リメンバー・イエスタデー』〜ポップなディスコ・ファンク#2〜モータウン・もろシュープリームス風#3が例のごとく繋がっていてバラエティーです。
でもやはりハイライトは何と言っても#8『アイ・フィール・ラヴ』!!
『愛の誘惑』以来の全米6位の大ヒットとなり、ニュー・ウェイヴなディスコ調は当時大変話題になりました。
この斬新でシンプルなジョルジオ・ビートはいつ聴いてもとても気持ちいいです!!
1977年名曲「I Feel Love」が全米No.6・ダンスチャートNo.1となり、この勢いに乗って、短いインターバル(5か月後)にこのアルバムはLP2枚組!で発売されました。
何せ、この曲数を3日間で録音したというのだから凄い勢いです!

 シンデレラのようなジャケットのドナ・サマーは若く美しく、ドナのヴォーカル、ジョルジオ・モロダーのシンセサウンドも生き生きしていて、
特にLPではB面だった#5「Now I Need You」〜#6「Working The Midnight Shift」のジョルジオ・モロダーのディスコ・シンセは、たたみかけるようなリズムで気持ちがよくて繋ぎの部分も最高です。
 クライマックスは、LPではD面だった#13「Rumour Has It」〜#14「I love You」です!

ワンス・アポン・ア・タイム

Once Upon a Time 

Once Upon a Time 

1977年リリース
このアルバムは、まずなんといってもジャケットです。
これまでのセクシー路線のジャケットも勿論よかったのですが、このアルバム・ジャケットのドナ・サマーは何ともキレイです.

【収録曲】
1 Once Upon A Time (Album Version)
2 Faster And Faster To Nowhere
3 Fairy Tale High
4 Say Something Nice
5 Now I Need You
6 Working The Midnight Shift
7Queen For A Day
8 If You Got It Flaunt It
9 A Man Like You
10 Sweet Romance
11 (Theme) Once Upon A Time (Instrumental)
12 Dance Into My Life
13 Rumour Has It
14 I Love You
15 Happily Ever After
16 (Theme) Once Upon A Time (Album Version)

華麗なる誘惑

Bad Girls 

Bad Girls 

1979年リリース
本作はドナ・サマーの代表作といってよいでしょう。アルバム収録の「Hot Stuff 」が大ヒットしました。
本作の前年に「Live and More ライブ・アンド・モア」という2枚組で1面〜3面がライヴ録音。4面がリチャード・ハリスのカヴァー曲「マッカーサーパーク組曲」という変則的なアルバムを発表しています。
70年代のドナ・サマーは本当に量産してますねぇ。

【収録曲】
1 Hot Stuff
2 Bad Girls
3 Love Will Always Find You
4 Walk Away
5 Dim All The Lights
6 Journey To The Center Of Your Heart
7 One Night In A Lifetime
8 Can't Get To Sleep At Night
9 On My Honor
10 There Will Always Be A You
11 All Through The Night
12 My Baby Understands
13 Our Love
14 Lucky
15 Sunset People

Donna Summer - Hot Stuff - LIVE

Una delle canzoni più belle dei mitici anni '80. Un'altra Hit che non tramonterà mai!
本アルバムは1979年にリリースされた、ドナ・サマー(ソング・ライター)の7作品目のスタジオ・アルバムである。彼女のミュージック・シーン(2012年に60歳台前半で“他 界”)の中で最も商業的評価の高いアルバムである。原題は『Bad Girls』で、オリジナルは「Casablanca」から出ておりLP(アナログ)レコード2枚組である。恐らく聞いたことのある人が多いであろう、色々な(テレビなどの)シーンで使われる特徴あるイントロと16ビートの利いた「Hot Stuff」、バラード・ロック・テイストの「Dim All the Lights」、「There Will Always Be a You」、ソウル・ロック・テイストの「One Night in a Lifetime」、「Sunset People」、ポップ・スタイルの「Can't Get to Sleep At Night」、「Our Love」、ジャズ・ブルース調の「All Through the Night」など変化はあるが、やはりドナ・サマーの特徴である、8・16ビートに乗ったポップ・ディスコ・サウンドが中心のアルバムと言える。「All Through the Night」や「My Baby Understands」等の、ソウル・ブルース調のナンバーが逆に目立っている。70年代後半のドナ・サマーを象徴する記念碑的アルバムと言える。

オン・ザ・レイディオ

On the Radio 

On the Radio 

1979年リリース
この前作『Bad Girls』の大ヒットで当時はノリにのっていたdonnaは立て続けにシングル・ヒットを飛ばしていました。そして、当時在籍していたカサブランカ・レーベル最後に出したのがこのグレイテスト・ヒッツです(その後ゲフィンに移籍) そして、それまで一緒にやってきたジョルジオ・モロダー/ピート・ベロッテコンビとも最後の作品になりました。ベスト盤ですが、それまでの作品でもやっていたように、曲をつなげて構成してあります。そして、今回の作品が一番うまくできていると思います。このアルバムでdonnaお得意のスローからアップテンポに変わる曲①⑨⑩⑬⑮⑯も存分に堪能してください。

Donna Summer - On The Radio 1983 (Live)

Donna Summer - On The Radio 1983 (live)
70年代の最後を飾るのはベスト・アルバムです。
一般的な寄せ集め的なベスト・アルバムとは違いアルバムを通してノンストップで通して聴けるところがミソとなっています。

【収録曲】
1 On The Radio
2 Love To Love You Baby
3 Try Me, I Know We Can Make It (Edit)
4 I Feel Love
5 Our Love
6 I Remember Yesterday
7 I Love You (Single Version)
8 Heaven Knows [feat. Brooklyn Dreams]
9 Last Dance
10 MacArthur Park (Single Version)
11 Hot Stuff (Single Version)
12 Bad Girls
13 Dim All The Lights
14 Sunset People
15 No More Tears (Enough Is Enough)
16 On The Radio (Long Version)

ベスト・アルバムとはいえ2枚組。70年代のドナ・サマーは年に2枚アルバムを出すか、2枚組をだしていますね。しかも、どのアルバムも素晴らしい出来栄えです。
ドナ・サマーのキャリアの中でもっとも充実していたのが70年代といってよいのかもしれません。
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