09 : As if in a dream
L'Arc~en~Ciel - As if in a dream
10 : 失われた眺め(通常盤に収録)
L'Arc~en~Ciel - 失われた眺め
原曲となる「Call to mind」の作曲者は、前ギタリストのhiroです。
ギターサウンドが前に出ており、地味ながらもスケール感のある1曲。
11 : Floods of tears(single version)(10th Anniversary Editionに収録)
L'arc~en~ciel - Flood of tears
当時は、ロックなのにあまりにも日常的すぎる歌詞が、賛否両論を
よんだのですが、今となってはそれも彼らの持ち味として生かされています。
泣きを誘うメロディーに日常的な歌詞がマッチし、終わるのが惜しくなる曲です。
12 : 夜想花(10th Anniversary Editionに収録)
L'arc~en~ciel - 夜想花
シングル「Flood of Tears」のカップリング曲です。
曲の雰囲気が戦場のメリークリスマスっぽく、
死に際に愛する人を想っているという印象。
追憶の情景同様、失恋の曲で、ハイドの歌詞の表現から
情景が浮かび、さらに綺麗な曲展開が感情が増幅され、
聴き惚れてしまいます。
ファンの間でも大きな指示のある曲なんですよ!
13 : 予感(10th Anniversary Editionに収録)
L'arc~en~ciel - 予感
今は廃刊となってしまったビジュアル系雑誌「SHOXX」のスペシャルとして、
オムニバスCDが付録した「The Monsters Of Shock Age」に収録されていた曲。
「予感」という曲名の通り、あなたがやってくる気がするというのは、
未来を予感させる曲でもあります。
あなたが見えた!やって来た!という断定系でなく、
気がしているというのがいいですよね。
そんなに難しいことはしていないのですが、しっかりと音色が切り替わる
プログラムチェンジがかっこいいんですよね!
ヴィジュアル系史における紛うことなき名盤「DUNE」!!
一群に埋もれてしまいそうな当初のヴィジュアルイメージから脱却しはじめました。
純白の衣装を纏ったhydeの汚れなき少女を思わせるルックス。
後の音楽性を予感させるようなフォークロアチックなスタイル。
そういったヴィジュアルイメージは「DUNE」が描く世界観を助長し、黒服を纏い
ダークな世界観を打ち出すバンドが主流であったシーンの中でL'Arc-en-Cielの存在を
確固たるものにしました。
サウンド面においても、DEAD ENDをはじめとした先人達の影響は随所に
感じられるものの、ただの模倣では終わっていません。
ルーツであるUKロックのテイストや、トランス系バンドに通ずるような民族音楽、
プログレ的なアプローチを盛り込んだサウンドに、風景を切り取ったような
異国情緒を漂わせる詩世界を歌謡曲的なメロディーにのせ情念たっぷりに歌い上げる
ナルシスティックなヴォーカルがマッチし、独自の幻想世界を作り出したのです。
メンバー各々のスキルも高く、マニアックになってしまいそうなサウンドを
キャッチーに仕上げるセンスは流石としか言いようがありませんよね!
さらにデンジャークルーのプロデュース力も合わさり、当時のインディーズシーンでは
類を見ない完成度の高さを見せつけていました。
この初期L'Arc-en-Cielが掲げた"PSYCHOSONIC SHAKE"といわれる
ヴィジュアルイメージとサウンドスタイルは、後続のヴィジュアル系バンドに
大きな影響を与え"白系"という様式美を生み出したのです。
最初は特殊ジャケット盤だけを聞いていたので、「DUNE」のラストというと
この曲のイメージが強いです。
実際にアルバムとしての、締りもいいですよね。
「As if in a dream = 夢のように」の通り、起きていることは夢なのか? と
思わせてくれる曲。
切なさと静けさを持ったL’Arc〜en〜Cielだからこそな曲ですよね!