「時の過ぎゆくままに」は、ジュリーが主演を務めたTBS系ドラマ「悪魔のようなあいつ」の主題歌でした。3億円事件を題材としたこのドラマも面白かったです。
この曲で第6回日本歌謡大賞 放送音楽賞、第4回FNS歌謡祭 下期優秀歌唱賞などを受賞しています。
この曲で第6回日本歌謡大賞 放送音楽賞、第4回FNS歌謡祭 下期優秀歌唱賞などを受賞しています。
沢田研二 時の過ぎ行くままに
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作曲者の大野克夫はジュリーとはバンド(「PYG)仲間で、「勝手にしやがれ」や「サムライ」、「カサブランカ・ダンディ」など多くの曲を提供しています。
先の「ロマンス」とは逆に、「時の過ぎゆくままに」は阿久悠の詩が先にあり、6人の作曲家による作曲コンペだったんだそうですよ。
先の「ロマンス」とは逆に、「時の過ぎゆくままに」は阿久悠の詩が先にあり、6人の作曲家による作曲コンペだったんだそうですよ。
第3位 想い出まくら
さて、いよいよベスト3です。1975年度、シングル売上ランキング第3位。売上枚数79.4万枚、小坂恭子の「想い出まくら」です。
小坂恭子は、第7回ヤマハポピュラーソングコンテストにおいて「恋のささやき」でグランプリを受賞しデビューしています。「想い出まくら」は、彼女の3枚目のシングルです。
♪小坂恭子 「想い出まくら」
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「想い出まくら」。不思議なタイトルですよね。これだけで、このタイトルだけで、思わず引き込まれてしまいます。
第2位 シクラメンのかほり
小椋佳とはいったい何者だ?!と多くの人が思ったものです。フォークソング好きの間では知られていたとはいえ、一般的にはまだ無名の存在でした。その小椋佳が作り、布施明が歌った「シクラメンのかほり」が87.9万枚の大ヒットとなりました。
「シクラメンのかほり」は、第17回日本レコード大賞。第6回日本歌謡大賞。第8回日本作詩大賞。第4回東京音楽祭国内大会・ゴールデンカナリー賞。第4回FNS歌謡祭・グランプリなど、この年の賞という賞を総なめにしています。
布施明 - シクラメンのかほり - 1975
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多くのヒット曲を持つ布施明ですが、意外なことに「シクラメンのかほり」が唯一のミリオンセラー(売上累計・105.2万枚)なのだそうです。
布施明をもってしても唯一。ミリオンセラーというのが高い壁だということが、改めて分かりますね。
布施明をもってしても唯一。ミリオンセラーというのが高い壁だということが、改めて分かりますね。
第1位 昭和枯れすゝき
さぁ、第1位です。「昭和枯れすゝき」。1975年度の売上枚数ランキングの第1位に輝いたのは、 さくらと一郎 です。売上枚数は99.5万枚でした。
via www.discogs.com
先ず、ジャケットが最高ですね。そして「昭和枯れすゝき」という自虐的なタイトル。これまた最高です。TBS系ドラマ「時間ですよ昭和元年」の挿入歌となったことで注目され大ヒット。第8回全日本有線放送大賞を受賞しています。
作曲:大野克夫