けんさんの記事

在日外国人のリアルと恋【月はどっちに出ている】を振り返る。

在日外国人のリアルと恋【月はどっちに出ている】を振り返る。

1993年公開の映画「月はどっちに出ている」は、在日コリアンの忠男と、その周囲の個性的過ぎる在日外国人たち、フィリピン人のホステス・コニーの赤裸々な日常の物語。主演の岸谷五郎はもちろん、フィリピン人女優「ルビーモレノ」という名前を日本人に認知させた作品でもあります。各賞総ナメにしたのが納得の、ルビーモレノの素晴らしい演技、彼女の魅力満載の作品「月はどっちに出ている」を懐かしく振り返ります。
けん | 6,604 view
映画【哀しい気分でジョーク】ビートたけし初主演の名作を振り返る。

映画【哀しい気分でジョーク】ビートたけし初主演の名作を振り返る。

1985年公開の映画「哀しい気分でジョーク」。ビートたけしの初主演映画として注目された作品です。たけし演じる売れっ子芸人のひろし、忙しくて放ったらかしにしていた10歳の一人息子・健が病気になり「父親」になろうと悪戦苦闘する姿や、健気に両親を想う健に涙しました。「ビートたけし」の名作、「哀しい気分でジョーク」を懐かしく振り返ります。
けん | 17,002 view
【ビートたけし主演ドラマ】「イエスの方舟~イエスと呼ばれた男と19人の女たち~」

【ビートたけし主演ドラマ】「イエスの方舟~イエスと呼ばれた男と19人の女たち~」

1985年にTBS系列で放送された「イエスの方舟~イエスと呼ばれた男と19人の女たち~」。実際に起きた「イエスの方舟事件」を題材にしたドラマでした。お笑い芸人としてもカリスマ的人気を得て、「役者」としてもノリにノリ始めた頃のビートたけしが主演した「イエスの方舟~イエスと呼ばれた男と19人の女たち~」を懐かしく振り返ります。
けん | 16,196 view
【GONIN】5人の男たちの死に様を振り返る。

【GONIN】5人の男たちの死に様を振り返る。

1995年公開の映画「GONIN」。ヤクザの金を強奪した5人と殺し屋とのバイオレンスアクション。今考えると豪華すぎるキャスティングですよね!殺し屋役のビートたけしの存在感は異常なくらいです。このビートたけしだけでも観る価値アリ!個人的にも大好きな映画GONINを5人の死に様と共に振り返ります。
けん | 71,156 view
【ハイパー脇役列伝】左とん平

【ハイパー脇役列伝】左とん平

1960年から1980年代にかけて、その特異なキャラクター、ビジュアルから「主役」「主演」ではなく「脇役」として数多くの映画、ドラマで活躍した左とん平。ミドルエッジ世代の私たちには馴染み深い名脇役の一人ではないでしょうか。そんな存在感のある名バイプレイヤーである役者・左とん平の活動を振り返ります。
けん | 9,086 view
スピルバーグが子役を絶賛!原作を超えた最高傑作「泥の河」

スピルバーグが子役を絶賛!原作を超えた最高傑作「泥の河」

1981年公開の「泥の河」は宮本輝原作・同名小説の映画化です。モノクロの映像から漂う戦後の匂いは強烈。そして9歳の信雄が生まれて初めて体験する「生と死、どんな境遇でも生きていくということ」が観ている者の胸にこれでもか!と突き刺さる「泥の河」は80年代邦画の名作です。信雄ときっちゃんの出会いと、短すぎる2人の別れまでの時間を振り返ります。
けん | 37,933 view
【心までは占領されない】見どころありすぎ!名作「瀬戸内少年野球団」

【心までは占領されない】見どころありすぎ!名作「瀬戸内少年野球団」

1984年公開の映画「瀬戸内少年野球団」。敗戦国日本、淡路島にも進駐軍がやってきます。戦争後の混乱に振り回されそうな子供たちに敵国のスポーツである野球を通じて夢を与え、成長させようとする駒子先生を故・夏目雅子が演じています。「バラケツ(ヤクザ)」になるしかないと夢も希望もなくした子役たちも芸達者、脇を固める豪華なキャストが更に映画をもりあげていました。出演者を含め見どころがありすぎる映画「瀬戸内少年野球団」を懐かしく振り返ります。
けん | 10,658 view
名優達の無茶苦茶な美学の押し付け合いが見もの【熱海殺人事件】

名優達の無茶苦茶な美学の押し付け合いが見もの【熱海殺人事件】

つかこうへい原作・脚本、1986年公開の「熱海殺人事件」は現在でも人気のある舞台の映画化です。クセのありすぎる主人公「二階堂伝兵衛は仲代達也が演じます。舞台では伝兵衛を演じている風間杜夫が富山から赴任してくる熊田を演じるというキャスティングも見どころでした!愛すべき変わり者すぎるキャラクターたちの名(迷)言と共に振り返ります。
けん | 8,213 view
誰も反対してないのに駆け落ち!?役者の勢いがありすぎる「青春かけおち篇」

誰も反対してないのに駆け落ち!?役者の勢いがありすぎる「青春かけおち篇」

1987年公開の「青春かけおち篇」はつかこうへいの原作・脚本。つかこうへいの映像化ファンの期待を裏切らない秀作です。30歳で仕事もしないでフラフラしているボンヤリ男を風間杜夫が好演しています。大竹しのぶの両親役の杉浦直樹・岸田今日子の夫婦も魅力的でした。勢いがある芝居に引き込まれた「青春かけおち篇」を振り返ります。
けん | 8,570 view
志穂美悦子の啖呵と蟹江敬三にシビレっぱなし♥映画「二代目はクリスチャン」

志穂美悦子の啖呵と蟹江敬三にシビレっぱなし♥映画「二代目はクリスチャン」

1985年に公開された「二代目はクリスチャン」。ヤクザの跡取りと結婚したシスター・今日子。しかし式で旦那は殺されてしまい、跡目を継ぐことになってしまう。今日子に気に入られようと教会の豚小屋を掃除する跡取りや、洗礼を受けクリスチャンとなった子分たちのドタバタ、敵対するヤクザとの抗争と、最初から最後まで惹きつけられます!筆者の個人的な見どころシーン3選も含めて映画「二代目はクリスチャン」を一緒に振り返りましょう!
けん | 23,939 view
戦争を知らない子供達を震撼させた「対馬丸 さようなら沖縄」

戦争を知らない子供達を震撼させた「対馬丸 さようなら沖縄」

1982年に制作された「対馬丸 さようなら沖縄」は沖縄から本土に学童疎開する子供達を乗せたまま、アメリカ軍の潜水艦に攻撃され沈没した「対馬丸事件」のドキュメンタリー映画です。小学生とお年寄りを大勢乗せた対馬丸は「本土に行けば安心」「本土に行ったら雪が見られるかもしれないよ!」という期待に胸を膨らませる学生たちの気持ちを裏切り沈没してしまいます。一部の方からは「トラウマアニメ」と言われています。ご存知じゃない方も多い隠れた名作「対馬丸・さようなら沖縄」を振り返ります。
けん | 270,520 view
親と子の宿命は永遠・昭和おすすめ邦画の常連「砂の器」

親と子の宿命は永遠・昭和おすすめ邦画の常連「砂の器」

1974年公開の「砂の器」。原作は松本清張の同名小説。前半は身元不明の死体の調査、「カメダ」の謎、刑事の粘り強い捜査・推理に興奮し、ラスト10分はただただ涙が止まらなかった「砂の器」。丹波哲郎・森田健作の刑事、天才音楽家の加藤剛、人情深い村の巡査・緒方拳。俳優たちの演技が素晴らしい映画「砂の器」を振り返ります。
けん | 9,571 view
【コレがコレなもんで!】古き良き時代の撮影所が舞台「蒲田行進曲」

【コレがコレなもんで!】古き良き時代の撮影所が舞台「蒲田行進曲」

1982年公開のつかこうへい原作の「蒲田行進曲」。撮影所を舞台に落ち目だけれど気持ちは大スターの銀ちゃんと大部屋俳優のヤス、そこに銀ちゃんの子を妊娠した小雪の物語。クライマックスの「階段落ち」や「コレがコレなもんで」の名言(迷言?)、各賞を総ナメにした「蒲田行進曲」は、現在も語り継がれる昭和の名作です。
けん | 16,346 view
だ~から~!何度も見るなって言ったじゃん!!【リング2】

だ~から~!何度も見るなって言ったじゃん!!【リング2】

日本が誇るホラー映画の一つ「リング」。第一作の恐さや興奮をそのまま受け継ぎながらも前作とはまったく異なる世界観を持った「リング2」。前作の続編と言われる「らせん」のパラレルワールド的ストーリーです。「二作目とか、2(ツー)とかってガッカリする事が多いんだよね~!」なんてしたり顔で言わせない良質ホラー!17歳の深田恭子も見どころです♡
けん | 38,384 view
【二重人格じゃないよ?13重人格だよ!!】貴志祐介原作・映画『ISOLA 多重人格少女』

【二重人格じゃないよ?13重人格だよ!!】貴志祐介原作・映画『ISOLA 多重人格少女』

木村佳乃主演、貴志祐介・原作の「十三番目の人格 ISOLA」の映画化「ISOLA 多重人格少女」は、13人もの別の人格が一人の少女の身体に同居するという異常事態(?)にくわえ、少女の中の13番目の人格「磯良(ISOLA )」が残虐な事件を起こし始め、エンパスという能力を持つボランティアが彼女を救おうとするが…。映画監督・黒澤明の孫娘、黒澤優の初出演映画を懐かしく振り返ります。
けん | 12,323 view
ミドルエッジ世代トラウマ映画の金字塔!【震える舌】

ミドルエッジ世代トラウマ映画の金字塔!【震える舌】

1980年公開の映画「震える舌」。破傷風になってしまい痙攣の発作を繰り返す娘。自分も感染しているのでは?と不安になり焦燥しきっていく夫婦を渡瀬恒彦・十朱幸代が熱演しています。子供の頃は恐い!ただひたすら発作のシーンに恐怖した「震える舌」を懐かしく思い出しながら振り返りました。
けん | 16,675 view
「肉体」以外、売るモノも失うモノもなかった・映画「肉体の門」

「肉体」以外、売るモノも失うモノもなかった・映画「肉体の門」

女優達の脱ぎっぷりや男女の絡みシーンが話題になった映画「肉体の門」。過去5回の映画化という人気作品です。人気女優のヌードだけでなく、見どころたくさんの1988年公開の「肉体の門」を懐かしく振り返ります。
けん | 337,411 view
【この中で誰が本当の鬼畜だと思いますか?】松本清張原作・映画「鬼畜」

【この中で誰が本当の鬼畜だと思いますか?】松本清張原作・映画「鬼畜」

1978年に公開された松本清張原作の「鬼畜」。女房にも愛人にもうだつのあがらない亭主を緒方拳、鬼嫁を岩下志麻が演じています。愛人と亭主の子3人を育てなくてはならなくなった苦悩や怒り、狂気を宿した演技で岩下志麻が熱演しています。その演技にトラウマになった子(私も含めて)も多かったんじゃないでしょうか?
けん | 416,508 view
【北陸一の毒婦・球磨子語録】やんちゃすぎる桃井かおり主演『疑惑』

【北陸一の毒婦・球磨子語録】やんちゃすぎる桃井かおり主演『疑惑』

1982年公開の映画「疑惑」。原作は松本清張。強烈な個性の持ち主、悪女と言うより悪!の鬼塚球磨子を桃井かおり、美しいがやはりクセのある女弁護士を岩下志麻が演じています。原作を超えた傑作を球磨子の名言と共に振り返ります。
けん | 42,144 view
真面目に堕落していく男・檀一雄の自伝的小説の映画化「火宅の人」

真面目に堕落していく男・檀一雄の自伝的小説の映画化「火宅の人」

檀一雄の同名小説、映画「火宅の人」。緒方拳演じる主人公は5人の子供を持つ父親ながら、浮気相手との初めての旅行、同棲を妻にも周囲にも隠さずまさに自由人。そんな男・家族を支える妻をいしだあゆみ、愛人を原田美枝子、行きずりの女を松坂慶子が演じています。豪華女優陣が圧巻の存在感!素晴らしい自然の風景も、この作品を盛り上げています。
けん | 21,393 view
【男が通う極楽道、女が売られる地獄道】映画「吉原炎上」

【男が通う極楽道、女が売られる地獄道】映画「吉原炎上」

1987年公開の「吉原炎上」。名取裕子演じる主人公「ひさの」が、吉原遊郭に女郎として身を売られ吉原の男と女の地獄を見、経験しながら御職の花魁までのぼり詰め、花魁道中をするまでになる。そこまでになる道のりは逃げ出したくなるような生き地獄そのものでした。けっして身売りされた女のサクセスストーリーではありません!名取裕子、かたせ梨乃、西川峰子豪華女優陣の体当たりの演技に息を飲んだ「吉原炎上」を振り返ります。
けん | 168,436 view
【いきなり最終回】『せぇ~の、ねずみ小僧です」長渕剛主演「RUN」

【いきなり最終回】『せぇ~の、ねずみ小僧です」長渕剛主演「RUN」

長渕剛主演、脇を固めるのは、タイトルが変われどお約束(?)の石倉三郎と山田辰夫。3人が演じるのは、表の顔と裏の顔を使い分け、悪い奴から金を奪う。「現代版ねずみ小僧」!ドラマ「RUN」の最終回を懐かしく振り返ります。
けん | 54,653 view
ギバちゃんのテキ屋、永ちゃんの主題歌♪ドラマ「ホットドッグ」第1話を振り返る。

ギバちゃんのテキ屋、永ちゃんの主題歌♪ドラマ「ホットドッグ」第1話を振り返る。

柳葉敏郎主演、ドラマ「ホットドッグ」は下町の人情味溢れるテキ屋でアツイ男・信が兄貴分の4人の子供たちを預かるところから始まります。子供たちと暮らしていくうちに育つ愛情や血のつながりを超えた絆を描いた涙あり笑いありのストーリーで、別タイトルで続編ができるほど人気がありました。そんな「ホットドッグ」の第一話を懐かしく振り返ります。
けん | 29,063 view
「西新宿のポー」はヤクザじゃなくてお医者さんです!長渕剛主演【しゃぼん玉】

「西新宿のポー」はヤクザじゃなくてお医者さんです!長渕剛主演【しゃぼん玉】

西新宿で診療所を開いているポーとポーを慕う仲間たち。「土地開発」によるヤクザの容赦ない地上げ、その後ろに隠れて甘い汁を吸う政治家。そんな権力に立ち向かう医師・ポーを長渕剛が熱演しました。脇を固めるのは相川翔、山田辰夫、石倉三郎などのお馴染み(?)のメンバー。長渕剛主演の連続ドラマ「しゃぼん玉」を懐かしく振り返ります。
けん | 79,426 view
まんが一筋の青春!!藤子不二雄の自伝的ストーリー「まんが道・青春編」

まんが一筋の青春!!藤子不二雄の自伝的ストーリー「まんが道・青春編」

NHK銀河テレビ小説は毎回20分間の放送のドラマでしたが、この作品に限ってはあまりの面白さに「1話1時間にしてくれないかな~?」と思っていたファンも多いと思います。若き日の藤子不二雄先生(我孫子先生・藤本先生)の前向きで夢に向かい元気いっぱいな姿を、竹本孝之、長江健二が熱演し好感を持てました。まだ無名時代の森高千里も出演していました。まんが家を目指し高岡から上京し、成長していく姿を描いた「まんが道・青春編」を懐かしく振り返ります。
けん | 10,310 view
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