復活を望む声は絶対に多いハズ!ZI:KILLの歴史と魅力をご紹介
2016年3月28日 更新

復活を望む声は絶対に多いハズ!ZI:KILLの歴史と魅力をご紹介

ビジュアル系という言葉がまだなかった(であろう)80年代後半に結成され、94年に惜しくも解散。X JAPANのHIDEとも親交の深かったバンド「Zi:Kill」の魅力をまとめてみました。

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1991/9/27 「HERO」

1991/9/27 「HERO」

C/W「YOUR FACE」にSCEANA(かまいたち)がコーラスで参加。この時ドラマーはTETSU。
1992/10/21 「SLOW DOWN」

1992/10/21 「SLOW DOWN」

メジャー3枚目シングル、この時のドラムはEBY。
1992/10/28 「IN THE HOLE」

1992/10/28 「IN THE HOLE」

キングレコードから発売されたメジャー2ndアルバムではオリコンで前作同様トップ10入り。※全編曲 ZI:KILL & HOPPY KAMIYAMA名義となっており、楽曲にも顕著に表れている。

【収録曲】
IN THE HOLE
華麗
TOUCH ME
Kiss me good-bye
SLOW DOWN
AC/DC
CRACK EYE
NO MORE TO SAY
Mr.Market
Miss You
1993/6/9 「ROCKET」

1993/6/9 「ROCKET」

活動休止期間を経てリリースされた今作は、5枚目にして最後のオリジナルアルバムとなった。当時は深く考えなかったが、今見ると1曲目のタイトルに驚愕!

【収録曲】
あえげ! メス豚
FLY
For me
I LOVE CAT
CALLING
ナニモイラナイ
Bad Man
PEOPLE PURPLE
I LOVE YOU
ROCKET
1993/7/21 「CALLING」

1993/7/21 「CALLING」

アルバムからのリカットシングルで、アニメ『バトルファイターズ餓狼伝説2』EDのタイアップがついたメジャー4枚目シングル。

そんなZi:Killの魅力とは?

なんといっても魅力はボーカルTUSKの個性の塊である声質と、独特な世界観を持つ歌詞。
そして、バラエティ豊かでかなりロックな楽曲たちではないかと思います。

実際には、TUSKの声に馴染めない人たちが自分の周りにも大勢いました。
が、誰もが真似をした後のビジュアル系のボーカルたちには出したくても出すことのできない歌唱法(歌唱力)だとも言えます。

決してめちゃくちゃ上手いボーカルだった訳ではないでしょう。
しかし、魂が込められたその歌声が楽曲と絶妙なマッチをしてZi:Killというバンドのオリジナリティを作り上げていったと考えられます。

楽曲は、音質こそ現代のメインストリームで流行っている曲と比べると歴然とした違いはあるものの、アレンジや構成やメロディは今聞いても全く色褪せる感じはなく、秀逸であると思います。
(基本的に9割以上はギターKENによる作曲である)


ちなみに、ライブはイベント・ワンマンあわせて、TUSK加入後から解散までの約6年間でおよそ160本前後でした。

Zi:Killを語るうえで外せない・・・

HIDE

HIDE

X JAPANのファンでなくても、Zi:Killの事を知らない人でも、HIDEの事を知らない人はまずいないでしょう!
日本が世界に誇る、スーパーギタリストでサウンドメーカーでプロデューサーでクリエイターで・・・と挙げたらキリがありません。


冒頭で書きましたが、HIDEはそもそもZi:Killがエクスタシーレコードで音源をリリースするきっかけとなった人物そのものであります。


93年には、ZI:KILL(ジキル)とhide(ハイド)というシャレから生まれたTUSKとのコラボ映像作品「Seth et Holth(セスエホルス)」を制作し、キングレコードよりVHSをリリースしております。

1992 年 エクスタシーサミット - YouTube

エクスタシーレコード主催の「エクスタシーサミット」
このイベントに参戦するという事は、当時のバンギャ達のステータスの一つだったと言っても過言ではないでしょう。

<wikiのエクスタシーレコードより>
エクスタシー・サミットは、LADIES ROOM、ZI:KILL、LUNA SEAなど、エクスタシーレコード所属のバンドが一堂に会して行っていたライブイベントである。
1988年に大阪のライブハウス、バーボンハウスで最初に行われた。その後、目黒鹿鳴館を中心に定期的に開催され、1989年9月に渋谷公会堂、1991年10月には日本武道館、翌1992年には大阪城ホールと日本武道館で行われている。
イベントの模様を収めたビデオや書籍もリリースされた。これ以降はYOSHIKIがロサンゼルスに活動の拠点を移したことや、他バンドのメジャーでの活躍などで個々のバンドが忙しくなり、イベント開催は行われなくなった。
エクスタシー・サミットでは各バンドのメンバーが入り混じってのセッションも行われた。

気になるメンバーの「現在」

■TUSK

TUSK

TUSK

96年にTHE SLUT BANKSに加入、のちにCRAZEに加入して活動。
現在はまたTHE SLUT BANKSで活動中。

え?同一人物ですか?と思わず突っ込みたくなりますが、まぎれもなくご本人です。

Zi:Kill時代の退廃的な雰囲気は微塵も感じられないガテン系の風貌ですね(笑)

ザ・スラットバンクス ライブ会場販売限定Sg.【69BABY】NOW ON SALE - YouTube

ベースDUCK-LEEこと戸城憲夫は皆さんご存知、元ZIGGY、ギター参代目ACE DRIVERこと坂下丈朋は元sadsです。
TUSKの見た目は随分と変化しましたが、歌声は健在!
今思うと、Zi;Killは当時(化粧系と言われるバンドの中でも)男性ファンがかなり多かったような記憶があります。
それはやはり、見た目だけでなく、バンドとしての存在感やライブでのパフォーマンス、楽曲・歌詞のすばらしさの裏付けであったと思われます。

■KEN

KEN

KEN

KENはZi:Killの活動中の1994年2月、ソロアルバム「JOKE」をリリースしてソロデビュー。
解散後、1997年、Vastを結成して1998年、改名したCrybabyでデビュー。
1999年、Crybaby解散、そして引退。

<<ソロ名義の作品>>
JOKE (1994/02/23 KICS-405)
THE HIP GRIND MAN ~HOOLA HOOP ORIGINAL SOUNDTRACK RECORDING (1995/06/15 EXBB-001)
WHO AM I ? (1995/12/16 VICL-723)
BOY (1996/03/23 VICL-2167)
MISSILE (1996/09/21 VICL-5330)
DRILL (1997/01/22 VICL-5331)

■SEIICHI

59 件

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  • アラフォー 2019/7/7 00:42

    デザートタウンからどハマリして追っかけしていました。解散のときは号泣でした。もう本当に曲がカッコ良かったな〜。メンバーもみんな大好きだった。懐かしくて切なくて胸が締め付けられそう。自滅回路の「白い傘」は今でも口ずさむし、KENの「物の本」も「joke」も凄く良かった。

    にわか? 2019/7/4 10:50

    シングルのHEROのジャケが解散後にリリースされたジャケになってる。

    sho 2018/11/24 00:12

    カッコ良かった〜今でも持ってる全CDは宝物!

    XXX 2018/5/12 18:18

    TUSKがCRAZEに加入した時SEIICHI と雑誌のインタビューでKEN嫌いだからZi÷Killの復活は無いって答えてた

    かずやん 2018/2/1 15:46

    いいバンドだったなあ

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