山崎敬子さんの記事

お笑い芸人は「祝福芸」の伝承者?「漫才(万歳)」のルーツ。

お笑い芸人は「祝福芸」の伝承者?「漫才(万歳)」のルーツ。

テレビ画面を見ていると、毎日必ず何かしら「お笑い芸人」と呼ばれる方々を目にします。 世間にかなり疎い自分は、芸人さんのお名前は存じ上げないのですが、「お笑い芸人」そして「漫才」の存在だけはわかります。 漫才。この元を今回はたどってみます。「万歳(漫才)」についてです。
山崎敬子 | 1,182 view
相撲と埴輪、実は祖先が同じ!?1500年以上続くという相撲、その原型は。

相撲と埴輪、実は祖先が同じ!?1500年以上続くという相撲、その原型は。

現在の大相撲の姿はいつからのものかご存知でしょうか? 単純にいうと、江戸時代の「勧進相撲」が今の相撲の原型です。寺社修理のための資金集めのために相撲を行った「勧進相撲」が、職業としての力士・大相撲の原型となりました。
山崎敬子 | 2,035 view
お酒を使って鬼退治!?全国各地で造られている「鬼ころし」の由来とは。

お酒を使って鬼退治!?全国各地で造られている「鬼ころし」の由来とは。

私はコンビニで、チョイチョイ「鬼ころし」というお酒の紙パックを見かけます。ネット情報によれば全国に「鬼ころし」の名が付く日本酒は100近くあるそうです。「鬼を殺すような」ということで、ちょっと目線を民俗学ジャンルに向けてみますと、確かに鬼退治でお酒が使われた例があります。
山崎敬子 | 5,099 view
種のサイクルを表す「春夏秋冬」は、私たちがいかに農作とともに人生を歩んできたか、が分かる言葉。

種のサイクルを表す「春夏秋冬」は、私たちがいかに農作とともに人生を歩んできたか、が分かる言葉。

2017年になり、新たな1年が始まりました。ところで1年の四季を「春夏秋冬」と言いますが、この由来を気にしたことはありますか?これ、種のサイクルなんです。「春夏秋冬」は私たちがいかに農作とともに人生を歩んできたか、が分かる言葉だったりもするのです。
山崎敬子 | 918 view
子供の頃は正月一番の楽しみといえば「お年玉」、ところでお年玉の「玉」って何を意味する?

子供の頃は正月一番の楽しみといえば「お年玉」、ところでお年玉の「玉」って何を意味する?

2017年が始まりました。日本らしい行事として、お節料理や初詣…色々思いつくと思いますが、ここでは「お年玉」を取り上げたく思います。子供の頃は正月一番の楽しみといえばお年玉でしたが、お年玉の「玉」って何を意味するのか、というお話です。
山崎敬子 | 1,625 view
お正月の風景といえば鏡餅、新年や祭礼でお餅を食べる理由と「鏡」が示すモノとは。

お正月の風景といえば鏡餅、新年や祭礼でお餅を食べる理由と「鏡」が示すモノとは。

クリスマスが終わり、世間は一気に「年越し」モードに。 12月31日は「大晦日」。テレビや格闘技などを見たり、家族でお蕎麦を食べたり…それぞれの年越しをされることと思います。蕎麦以外にも、正月のために鏡餅を用意する方も多いかと思いますので、今回は「鏡餅」の由来について。
山崎敬子 | 1,225 view
居酒屋でも食卓でも愛され続ける料理、きんぴらごぼうの「きんぴら」とは何のこと?

居酒屋でも食卓でも愛され続ける料理、きんぴらごぼうの「きんぴら」とは何のこと?

2016年も残すところあとわずか。寒い冬は根菜類の料理が増える気がしたので、今回はそのコネタ。きんぴらごぼう。居酒屋でも食卓でも愛される料理の一つだと思います。これも実は芸能由来なんですヨ。
山崎敬子 | 1,653 view
「芝居」の由来は”芝に居る”?単語の由来となった祭は12月中旬、奈良で行われています。

「芝居」の由来は”芝に居る”?単語の由来となった祭は12月中旬、奈良で行われています。

皆様、「芝居」という言葉は聞いたことあると思います。「舞台」ではなく「芝居」。演劇が好きな方でも、そうでもない方でも、耳にしたことはある単語でしょう。この単語の由来となった祭が12月中旬に、奈良で行われます。それが12月の奈良最大の祭礼「春日若宮おん祭」です。
山崎敬子 | 6,299 view
日本を代表するお祭りのひとつ「阿波踊り」(徳島)に流れる民謡、実は九州・熊本産なんです。

日本を代表するお祭りのひとつ「阿波踊り」(徳島)に流れる民謡、実は九州・熊本産なんです。

私の勉強領域は「民俗芸能」。簡単に言えば「お祭」である。で、ふと思った。皆さんが思い浮かべる「お祭」って何だろう?と。 色々あると思うけど、多分、コレは絶対ランクインする気がした。それは「阿波踊り」!今回はその阿波踊りの、踊りではなく曲(民謡『よしこの』)のお話。これ、阿波原産に非ず。実は、そのルーツは、九州・熊本である。
山崎敬子 | 2,072 view
”空回り”の意で用いる「独り相撲」はホントに存在、今風に言えば「一人エア相撲」?

”空回り”の意で用いる「独り相撲」はホントに存在、今風に言えば「一人エア相撲」?

「独り相撲」という言葉を時々耳にすること、ありませんか?相手や周囲の事情や結果を考えずにひとりで意気込むことを意味し、「独り相撲をとる」と言ったりします。相撲は2人でとるものですものね・・・。1人で出来る訳がないですよね・・・。と、思いきや、実はあるのですよ。独り(一人)相撲。
山崎敬子 | 4,796 view
「人形=ヒトガタ」?その由来はケガレを祓うアイテムにありました。

「人形=ヒトガタ」?その由来はケガレを祓うアイテムにありました。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが企画したハロウィーン期間限定アトラクション『祟 TATARI ~生き人形の呪い~』が話題になっていましたが、人形は古来「ヒトガタ」と発音し、ケガレを祓うアイテムでした。
山崎敬子 | 1,451 view
幅広い世代で日常的に使用される言葉「ヤバい」の、なかなかヤバい語源をご紹介。

幅広い世代で日常的に使用される言葉「ヤバい」の、なかなかヤバい語源をご紹介。

幅広い世代に使われている言葉「ヤバい」。ちょっと具合がわるい状況の時などに使われていた言葉から、転じて若者が「いい」「美味しい」などをとりあえず「ヤバーい!」、という使われ方もあるようですが、そんな言葉が生まれた由来についてご説明します。
山崎敬子 | 6,887 view
悔しい時に踏む「地団太」、相撲取りが踏む「四股」。一体何を踏んでいるのでしょうか?

悔しい時に踏む「地団太」、相撲取りが踏む「四股」。一体何を踏んでいるのでしょうか?

実際にしたことあるかな?というのはさておき、悔しい時に踏むとされる地団太。そして相撲取りが踏む四股。このような「地面を踏む」しぐさには、信仰的な意味合いがある時もあります。今日はそのお話を書かせていただきます。
山崎敬子 | 3,205 view
”ふんふんふ~ん 黒豆よ♪”奈良の鹿にも由来アリ、なんと遠く茨城からやってきた?

”ふんふんふ~ん 黒豆よ♪”奈良の鹿にも由来アリ、なんと遠く茨城からやってきた?

当たり前のように存在しているものほど、「そういえば、何故ココに居るのだろう?」と考えた時、すぐにはわからないものだったりする。例えば、奈良の鹿。実は、茨城県が誇る常陸国一宮・鹿島神宮からやってきたと言われる鹿の末裔である。
山崎敬子 | 1,396 view
桜は桜では?日本人がもっとも愛する花の一つ「桜(サクラ)」という単語の由来

桜は桜では?日本人がもっとも愛する花の一つ「桜(サクラ)」という単語の由来

民俗学を勉強していると、普段当たり前のように使っている単語の由来に触れることがある。今回はそんな「単語」について。 例えば「桜」。春になれば桜を愛でながら花見をする方もいらっしゃるだろう。
山崎敬子 | 3,934 view
修学旅行のメッカ、京都は八坂神社「祇園祭」の由来は祟り(タタリ)にあった?

修学旅行のメッカ、京都は八坂神社「祇園祭」の由来は祟り(タタリ)にあった?

中学・高校の修学旅行で京都に行かれた方も多いのではないでしょうか。京都の祭といえば「祇園祭」@八坂神社が一番有名かと思いますが、この祭りの「祇園」という単語は、御霊信仰(祟り=タタリ)に由来しているのです。
山崎敬子 | 1,792 view
いまや冬のコンビニに欠かせない身近な食べ物「おでん」、その言葉の由来とは?

いまや冬のコンビニに欠かせない身近な食べ物「おでん」、その言葉の由来とは?

すこし肌寒くなってきた気もしないでもないこの頃。コンビニには冬の商品が並びだしました。肉まん、餡まん、そして…おでん。今回はおでんのお話です。
山崎敬子 | 1,731 view
「地名」から紐解く先人達のメッセージ、その土地におきた歴史や特徴を子孫に伝えるかつての地名の由来。

「地名」から紐解く先人達のメッセージ、その土地におきた歴史や特徴を子孫に伝えるかつての地名の由来。

民俗学、それは日常生活の中の風習や行事などの由来を民間伝承の中から紐解いてゆく学問。伝承というと堅苦しく感じるかもしれないが、ごく身近な事象・・・例えば「地名」の由来を調べることも民俗学の範疇である。
山崎敬子 | 3,721 view
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